不人気オールド望遠レンズ
昨今のオールドレンズ人気でバンバン値上がりしている中、安定の低価格＆ジャンクコーナーやワゴンセールを定位置としているのが、オールド望遠レンズです。そんなオールド望遠レンズから、今回はMINOLTAの MC TELE ROKKOR-PF 200mm f4.5 というレンズをご紹介します。実は、これもコーティングの関係で緑に反射するので「緑のロッコール」なんですよ。
この不人気ジャンルですが、1,000円前後で望遠ンレンズがゲットできて、色々なメーカーの望遠レンズを味わえるのですから、考えようによってはコスパ満点で十分に楽しめカテゴリなんですよね。
唯一の難点が、置き場所です。デカいんですよ。同じ焦点距離のAFレンズと比べれば小さいのですが、防湿庫に入れられず、ドライボックスに入れているのですが、すごくスペースが必要でどんどんドライボックスを増設することになります。ドライボックスの方が高くつくやん～って感じですね。。
ジャンクワゴンからの救出
このレンズはかれこれ1年くらい前に、駿河屋のジャンクワゴンの奥の方に押し込まれていたものを救出してきました。ビニールがグルグル巻きにされてレンズの状態も見れなかったのですが、確か1000円と値札があってあったかと思います。
この駿河屋のジャンクワゴンは、まあとにかく不人気なオールドズームレンズやオールド望遠レンズ、さらに不人気なむかし昔の初級者向けAF一眼レフ＆そのレンズの宝庫で、全てがビニールぐるぐる巻き状態でワゴンに詰め込まれています。
たまにマウント変換アダプターがあったりするから、宝探しのようなもんですね。
レンズスタディ（このレンズについて）
このレンズは、どうやら1966年に発売されたみたいです。60年代のロッコールは、1961年からAUTO ROKKOR （前期／後期）、1966年からMC ROKKOR （前期／後期）とマイナーチェンジを繰り返しているようで、今回ゲットしたレンズはMC ROKKOR （前期）となります。この辺りは下記のAUTO ROKKOR-PF 58mm f1.4の方に記載しましたので、気になる方は是非ご覧くださいませ。
写りを見てみよう（実写レビュー）
200㎜でちょっと遠くのものを
まずは200㎜望遠レンズっぽい写真から。200㎜ってそこまで遠くまでは寄れないんですよね。ちょっと離れた場所のモノをアップで撮るって感じでしょうか。
近くのものをちょっと離れて
さて、次は望遠レンズのもう一つの楽しみ方です。普段50㎜とかでよく撮ってる近くのモノをちょっと離れて撮ってみます。これがまた楽しいのです。
マウント変換について
このレンズは、諸先輩方のBlogには「MINOLTA SRマウント」と記載されています。MINORTAのロッコールのマウントは、実はミノルタマウントという名称で、SR、MD、MCと呼ばれるタイプがあるそうです。でもそれらは形状が同じなので互換性があるようです。
ですので、これらのマウントには、一般的に販売されている「MDマウント」と記載されているマウント変換アダプターを利用すれば良いようです。（こちらのBlog参照）
MDマウントを私の愛機ソニーα７Ⅳで使うには、MDマウントからソニーEマウントへの変換が必要です。
MF（マニュアルフォーカル）で利用する場合や、電子マウントアダプターを利用してAF（オートフォーカス）化して利用するために必要となる変換アダプターについては、こちらのページを参照ください。
レンズ情報（スペック）
メーカー：MINOLTA（千代田光学精工製）
名称／ブランド名：MC TELE ROKKOR-PF 1:4.5 f=200mm（前期型）
フォーカス：MF（マニュアルフォーカス）
焦点距離：200㎜（35mm判換算）
センサーサイズ：フルサイズ
レンズ：5群5枚
絞り：F4.5～F22
絞り羽：6枚
フィルター径：52mm
重さ：505g
最短撮影距：2.5m
マウント：MINOLTA SRマウント ※ミノルタMDマウントで変換可能
製造国：日本
生産時期：1966年
相場：（Used）1,000～2,000円程度
特技／特記：ミノルタSＲ用 望遠レンズ
備考：1枚目 緑のアクロマティック コーティング 2枚目以降アンバー系(だいだい色) の 単層膜コーティング
参考情報
nakajima akira’s photobook：MC Tele Rokkor-QE 200mm F4.5 で
たっちゃんのレンズ沼：【第468沼】MINOLTA MC TELE ROKKOR-PE 200mm Ｆ4.5 金属フォーカスリングタイプ後期型
たっちゃんのレンズ沼：【第469沼】MINOLTA MC TELE ROKKOR-PE 200mm Ｆ4.5 金属フォーカスリングタイプ前期型
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