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Cマウント沼も如何?、Professional KINOTAR 12.5mm F1.4(レビュー&作例)

Cマウント
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お告げレンズ KINOTAR

この1年ほど、仕事が超激務で家に帰ってきてからもダメージが回復しない日々が続いています。レンズ沼の皆さんもかと思うのですが、そんなとき程、カメラ屋さんや某オークション/フリマアプリの巡回パトロール頻度も高くなります。で、ついつい ”お得と感じてしまう” 掘り出し物をGETするのです。

そんなある日の夜のこと、ソファでボーっとしていたら、いつの間にか意識が飛んでいました。ふと目覚めた際にスマホを見ると「おめでとうございます!あなたが落札しました」的な表示が画面いっぱいに広がっているではありませんか!!!!

落札した記憶なんて何もありません。「一体何事や!?」一気に目が覚めて画面を見ると、今回のKINOTARを落札していたようです。しかもちょっと高いし知らないメーカーです。

とはいえ、、無意識の中で「落札」をしていたレンズです。「コレには何かの意味があるに違いない」「きっと何かのお告げ」に違いないと、何故だか”妙に納得してしまったのでありました。。。。

※因みに、このレンズは「ヤフオク」でCマウントのシネレンズを探していた際に「Professional」と記載されており、ゴージャスな箱に入っているから ”お値打ちモノかも!?” と思い「いいね(星マーク)」を付けていたのですが、購入する気は全くなかったモノでした。。。

Cマウントレンズとは?

以前シネレンズのマウントとして「Dマウント」をご紹介したのですが、今回は「Cマウント」のレンズについてです。

Cマウントは16㎜フィルムのカメラやムービー用の汎用レンズマウントです。オールドレンズとしては多くのシネレンズがあり、特にフランス製のアンジェニュー(Angenieux )というレンズなんて欲しくてたまりません。

このマウントは「産業用レンズ」の汎用規格として、防犯用CCDカメラや、顕微鏡レンズ等で採用されており、現在でも大活躍しているマウントでもあるので、色々なタイプのレンズが出回っています。

KINOTAR について

「KINOTAR」とは、市塚光学の16mmシネマムービーレンズのブランド名です。

市塚光学工業株式会社(Ichizuka Opt.)は1951年から東京の新宿でシネマムービー/CCTV用レンズを生産していた光学機器メーカーで、自社&OEM製品を多く手掛け、日本だけでなくアメリカにも製品を供給していたそうです。

「Cosmicar」ブランド(自社ブランド)やミモザ社の登録商標であるKinotar/Kinotelでもレンズを製造、1967年にCosmicar Optical Co.に改称しました。COSMICARブランドやIZUKARブランドで産業用CCTVレンズを生産。

ですが、その後に経営不振で旭光学の傘下となり、現在はRICOHイメージングの傘下で生産を続けているそうですよ。

このレンズについて

このレンズは、上記で説明した通り市塚光学工業という会社が製造した KINOTARというシネレンズのブランドなの中でも明るいハイエンドモデル「Professional KINOTAR」となります。製造時期はよくわかりませんが、、おそらく1960年代あたりではなかいと推測しています。

この「Professional KINOTAR」には、今回入手した12.5mm f1.4を皮切りに75㎜までラインナップされていたようだからスゴイですね。

「Professional」と名乗るレンズだけあって、筐体の作りが良く化粧箱もゴージャスです。また、写りもこのクラスのシネレンズとしてはとてもシャープで解像します。さらに12.5㎜の超広角レンズでありながら、すごく寄れるレンズですので、独特の雰囲気や背景ボケの写真を楽しめそうです。

Professional KINOTARのラインナップ

12.5mm f1.4 (Cマウント) ←コレ!
25mm f1.4 (Cマウント)
50mm f1.9 (Cマウント)
50mm f1.4 (Cマウント)
75mm f2.5 (Cマウント)
75mm f1.4 (Cマウント)

こちらのBlogを参考にさせて頂きました。

35mmフルサイズミラーレスでの設定について

このレンズは16mmフィルム用のシネレンズなのですが12.5㎜と広角レンズのため、35mmフルサイズのミラーレス一眼で撮影しようとすると、下記のように黒い画面にマルイ画像が出てきます。

クロックモードで1.5倍にして、さらに超解像ズームで1.5-1.7倍くらい(もとから超解ズームの2倍)くらいにすると、四辺が蹴られることなく撮影が可能です。

とはいえ、設定が面倒なので、1.5倍にクロップして撮影し、あとでトリミングすることにしました。

レンズフィルターを探す

このレンズのフィルター径は ”おそらく40.5mm” です。しかしネジのピッチが現在一般的に使われているものと違うので装着することができません。そこで1サイズ小さい40mmのものを購入しネジ部分に少しマスキングテープを貼って隙間を賄います。すると上手く装着することができます。

写りを見てみよう

なかなかよく写るレンズです

さすが「Professional」を名乗るレンズです。拡大表示しながらピントを合わせていくのですが、よく解像しています。

すごく寄れるゾ!

このレンズ、とても寄れるんです。思いっきり寄って撮影すると背景が回りだします。ちょっと上手い作例が無いのですが、今度撮っておきますね!

番外編:COSMICA

実は、上記で記述した「KINOTAR」と同じ市塚光学製の「COSMICA」というブランドのCマウントレンズも所有しています。こちらは東京・中野にあるフジヤカメラのジャンク館にて叩き売りされていたレンズでした。あまりの安さに連れて帰ってきたのでした。レンズが少し変色気味な気もしますが、光学系はキレイな状態でラッキーです。

変換マウントアダプター

Cマウントのレンズを、私の利用しているα7で利用できる「ソニーEマウント」(NEXと表記されているものが多い)で利用するには、下記のような「Cマウント」⇒「Eマウント」に変換する、マウント変換アダプターが必要になります。

この変換アダプターは、中国製とみられるメーカーから何種類も発売されていたり、Amazon等で販売されている無印Cマウントレンズに付属しているものも多いので、その辺りから調達することになります。

今回のレンズ情報

メーカー市塚光学工業株式会社(Ichizuka Opt.)
名称/ブランド名KINOTAR
フォーカスMF(マニュアルフォーカス)
焦点距離12.5㎜(16mm判換算)
センサーサイズ16㎜フィルム用
レンズ 群 枚
絞りf1.4~22
絞り羽
フィルター径40.5mm(旧レンズ用ピッチ)※40mmで代用
重さg 
最短撮影距m
マウントCマウント
製造国日本
生産時期1960年代?
相場(Used)10,000~15,000円程度
特技/特記
備考

参考情報

このレンズについて

伊藤浩一のモバイル+モビリティライフ応援団:【レンズ沼285本目】CマウントProfessinal KINOTAR 12.5mm F1.4の解像度に驚き【NIKON 1 J5】

PRONEWS:可能性が広がるCマウントレンズの世界

KINOTAR/市塚光学について

M42 Mount Spiral:Ichizuka Opt. Professional KINOTAR 50mm F1.4(C mount)

F1.1:KINOTEL 1:1.9 f=1

Cマウントについて

THE MAP TIMES:【Micro four Thirds】Temptation C-MOUNT LENSES

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