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シネレンズの銘玉が復活!!Light Lens Lab 50mm f2「Speed Panchro II」( 周クック 、レビュー&作例)

Light lens lab
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今度は、伝説のシネレンズが復刻だ

今回は 周クック という伝説のシネレンズの復刻版のお話です。

このレンズを世に送り出したのは、周さん率いるLight Lens Lab っていう中国の深圳にあるメーカーです。彼らは、①状態の良いものを見つけるのが難しく、②非常に高額で、③人気の高い過去のレンズを、現在の技術で ”復刻版”として商品化しいるそうです。

このメーカーが、少し前に当Blogでも紹介した「ズミクロン8枚玉を復刻した、周八枚」 に続き、映画業界で大活躍したスピードパンクロというシネレンズのカラー対応版である2型の「Cooke Speed Panchro II 」を「 周クック 」として復刻したというわけです。

私は「周八枚 」のシャープで深みのある写りに大満足していたので、 シネレンズの銘玉「周クック」の復刻に興味深々なのでした。

実は、私はシネレンズが好きなんです。

※このレンズ、いよいよ先行予約から正式販売に切り替わりましたね! レンズの名称も「LIGHT LENS LAB M 50mm f/2 SPII(lll M 50mm f2)」となったみたいです。

[販売ページ]LIGHT LENS LAB M 50mm f/2 SPII ライカMマウント (フード付属) 

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パンクロの学習

今回のレンズの先代となるSpeed Panchroは1930~50年のクラシック映画のほとんどに使用されるなどハリウッドで大成功を収めた銘玉。そして40年代にカラーに対応したものがシリーズ2で、今回の 週クック はこのシリーズ2の復刻版みたいですね。

周クック の前にも、パンクロのコピーや復刻レンズがいくつかあるようです。

1つは、ロシアでコピーされたPO3というレンズで、廉価でパンクロが使えるということで人気のレンズです。みなさん、ミラーレスカメラで利用するためにマウントを解像して利用されています。

もうひとつが、無一居の「香箋」G1 50mm f2 というレンズで、小ロットが製造販売されているようです。ことらはライカマウントになっておりようです。


周クックを見てみよう

周クックを開封の儀をして、開けてみたところ①レンズキャップや、②保護フィルター(内蔵式で存在するらしい)、が入っていません。

備えあれば憂いなしとのことで、①43㎜レンズキャップ(少しサイズが小さいみたいで締まらない。。)と、②MARUMIさんの43mm保護フィルターを発注しました。

また、周クック はパンクロⅡの復刻する際に、現代のミラーレス一眼等での撮影を前提とした設計にバージョンアップしたらしく、周辺部のケラレが出にくくなったり、ライカMマウント化などをしてます。


周クック の写りを見てみよう

では、早速スピードパンクロ2型の復刻版、週クックの移りを見てましょう!

周クック 作成2

青フレアー&ゴーストをワンポイントに

このレンズは、澄んだ青色のフレアー&ゴーストがジャンジャン出まくります。

ちょっと光にレンズを向けるとお約束のように出てくる感じですので、フードは必須かもしれません。今回フードがセットで販売されているのは、このような理由があったからかもしれませんね。

ちょっとバンバン出過ぎて困るのですが、出るものは仕方がありません。そういうレンズなんでしょう。逆にこの特性を上手くワンポイントの隠し味に使えると良いですね!がんばります。


玉ボケ等の検証

このレンズも当然玉ボケがガンガン出てきます。まずは、玉ボケの形を検証するために「玉ボケ&夜景」を撮影しました。この写真を見ると、玉ボケは中央部ではキレイなのですが、周辺部はレモン型に変わっていくようです。


レンズフィルター&キャップについて

レンズを買うと、最初に買うのがレンズフィルター(プロテクター)です。焦点工房さんにフィルター径を聞いた際は「フィルター径が特殊なので売っていない」「フィルターは内装されているので大丈夫です」とのお話をいただきました。

Light Lens Labの本国のWebサイトを確認すると「取り外し可能なUVフィルターがレンズに組み込まれています。」「マルチコート」と記載されていますので、既にMCのUVフィルターが内蔵されているようです。

とはいえ、、、レンズ(内蔵フィルター?)が汚れたり傷がつくのも嫌ですので、最初にフィルター(プロテクター)を購入して装着しました。

周クック のフィルター径は43㎜ですので、43㎜のフィルター(プロテクター)を物色です。今回はMARUMIさんの43mm UV-MCフィルターが激安だったので、そちらを付けてみます。※内蔵フィルターと同じ機能のフィルターを2重で付けることになっちゃいますが。。。

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次に、43㎜フィルターをレンズに装着して、専用のフードを取り付けようとしたら、、、、フードの留め具の場所がスカスカになって、フードを固定することができません。原因を調べてみると、MARUMIのフィルターの外径が、周クックの先端の直径(外径)よりも少し狭くなっている為、周クックの先端の直径(外径)に合うように制作されているフードだと、MARUMIのフィルターを付けた際にきちんと固定できないようでした。

そこで、写真のように、細いマスキングテープでフィルターの外径をグルグルと2・3回周して、周クックの先端の直径(外径)に合うように貼り付けます。これで、専用フードも無事に装着できるようになりました。

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マウント変換アダプター

このレンズ( 周クック )は「ライカMマウント」ですので、「ライカM→ソニーEマウント」に変換できる「電子マウントアダプター」と合わせて利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

電子マウントアダプターを利用しない場合は、「ライカM→ソニーEマウント」のマウント変換アダプターを利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。※最短撮影距離を短くすることが出来る可変ヘリコイド型はこちら


電子マウントアダプター

ちなみに、電子マウントアダプターは下記のどちらかを選択することになると思います。

共に第2世代で性能アップしています。

「LM-EA9」は下部の出っ張りがなくなりデザインが良くなりました。また、モーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルより音が静かになりました。但し、私の愛機との相性の問題なのか動作が少々不安定です。あと、前モデルだと使えていたスポット測光が使えない等いつくかの機能が先祖帰りしています。今後のファームウェアのUPに期待です。

「LM-SNE-PRN II」は、下部の出っ張りは残っているものの小さく目立たなくなりました。こちらもモーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルよりも音が静かになりました。大きな変更点としては「LM-SNE-PRN II」の横のボタンを押すと「AF」⇒「MF」⇒「マクロ(ヘリコイドを伸ばす)」が切り替えられるようになりました。コレ、何気に超便利です。動作も安定しており安定感あります。

但し、これらの電子マウントアダプターは万能ではなく、最新のAFレンズのような動きを求めてはいけません。ざくっとサポートしてくれるAFという感覚が良いです。
また、ガチピンで撮りたい際はMFに切り替えて拡大表示してピント合わせることをお勧めします(ボタンのひとつを「拡大表示」に割り当てておくと便利ですよ)。

Fotodiox LM-SNE-PRN II [電子マウントアダプター レンズ側:ライカM ボディ側:ソニーE AF駆動モーター搭載]を装着しています。

詳細は、下記をご覧ください。


周クック のレンズ情報

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メーカー:Light Lens Lab
名称/ブランド名:50mm f2「Speed Panchro II」( 周クック )
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:50㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:5群7枚(ダブルガウス)
絞り:f2~22
絞り羽:10枚
フィルター径:43㎜(E43)
重さ:345g
最短撮影距:0.7m
マウント:ライカMマウント
製造国:中国
生産時期:2023年
相場:(New)126,200円 ※本国のサイト 2034/5時点
特技/特記:Reid スタイルクリップオンフード付属
備考:取り外し可能なUVフィルターがレンズに組み込まれています。


★正式に販売が始まった!★

現在は、先行販売から正式販売に切り替わり、在庫があればすぐに入手できるようになったみたいです。

LIGHT LENS LAB SPII 先行予約
《日本の販売代理店である焦点工房さんの、LIGHT LENS LAB SPII 先行予約ページ》

この「 周クック 」を入手するには、今までは中国のLight Lens LabのWebサイト(英語)から申し込むしか方法がなかったのですが、先日から、日本での販売代理店である「焦点工房」さんのオンラインストアで「先行予約」の受付がスタートしました!

カラーも「シルバー」「ブラック」「ヴィンテージブラック」の3祝から選べ、料金はどの色でも¥112,500(税込)となっています。※2023年5月30日現在。

早く入手したい人は、先行予約を検討してみては如何ですか?

[販売ページ]LIGHT LENS LAB M 50mm f/2 SPII ライカMマウント (フード付属) 


この記事が掲載されました!

そして、なんと!!この記事が、上記の予約ページの「関連記事」として掲載いただきました!!
なんだか、とても光栄な気持ちで嬉しいです。周クックで良い写真撮りますね!

  ↓


参考サイト

Overland25:PO3-3M 50mm F2 – 線の細さと滲むボケ。パンクロコピーと噂されるロシアのシネレンズ。沼の深淵かも・・・

Fashbackcamera:Cooke Speed Panchro 50mm f2 (M改)

Cine Lens Gallery:Taylor Hobson Cooke Speed Panchro 50mm f2 SerⅡ ( Lマウント改 )

ロシアシネレンズ「PO3–3M 50mm f2」をついに手に入れたぞ、わはは

無一居:ハリウッド標準 スピード・パンクロ Speed Panchro「香箋」G1 50mm f2.0

(英語)light lens lab:Light Lens Lab 50mm f/2 “Speed Panchro II”

(英語)Petapixel:Light Lens Lab 50mm f/2 Review: The Classic Speed Panchro II Reborn


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コメント

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