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オールド望遠レンズへ。CANON FD 100-300mm f5.6(レビュー&作例)

オールドレンズ
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オールド望遠レンズという超お買い得カテゴリ

このページにたどり着いて読んでいただいている方は、オールドレンズに興味があったり、既に沼にはまっている方が多いのではないでしょうか。

オールドレンズの花形は標準50㎜の単焦点レンズで明るい大口径なレンズほど人気です。またレンズの設計方式やレンズ構成で味のある写りがするレンズも人気だったりします。

そんなオールドレンズには、「オールド望遠レンズ」というカテゴリが存在します(私が勝手に名付けていますが、まあみなさん、そんな感じで呼ばれてるのではないでしょうか・・)。焦点距離100mm以上の中望遠や200mmや300mmといった望遠レンズで、その中でも絞り値が大きく暗いレンズは、、、とにかく不人気なのです(大体 f3.5以上でしょうか)。

どれだけ不人気かというと、色々な中古カメラ屋さんや中古カメラ市で、レンズも鏡筒も綺麗な状態のものでも「ジャンクコーナー」の常連さんとして並びまくっているのです。

そして、それらのオールド望遠レンズの中でも、群を抜いて不人気!?なのが、今回の CANON FD 100-300mm ですよね。。。。だって、めちゃくちゃ巨大で、大味な作りで、しかも暗いんですから。。


不人気には理由があった

でも、これらの望遠レンズが出た当時は人気だったようで、各社から様々な望遠レンズが出ていました。f2.8とかの巨大なレンズは金額も巨大な高嶺の花で、暗いけど手が届くレベルの望遠レンズの需要が結構あったみたいです。まあ、今でも同じような明るさの望遠レンズいっぱいありますよね。

で、今の時代に、オールド望遠レンズが何故不人気なのか・・・ということですが、①オールドレンズを楽しんでいる人たちの使い方にFITしていない、②手振れ補正が使えない、③AFレンズ化が出来る「電子マウントアダプター」が利用できない(単焦点専用、重さが500とか600gまでのレンズしか使えない)とか、色々考えられます。でもまあ、オールドレンズなら、かつての銘玉が安くて手に入手できるのですから、わざわざ重くて、手振れしまくって、暗い・・・望遠レンズは買わないって感じなのかもしれません。

また、中古カメラ屋さん側からすると、デカくて場所をとるのに、安くて売れないレンズに、棚の場所を割いておきたくないという事情もあるらしく、光学キレイで状態の良いものでも、すぐにジャンクコーナーに入れてしまうお店が多いらしいです。


オールド望遠レンズは、コスパ最高に楽しめるゾ!

ということで、多くの中古カメラ屋さんや中古カメラ市では、オールド望遠レンズは「ジャンクコーナー」送りになっていることが多いです。しかも、すっごく状態の良いものが結構あります。お値段は1,000円前後が多いでしょうか。

光学キレイな望遠レンズが1本1,000円ですよ!

他のオールドレンズと同様、レンズとカメラのマウントを合わせる「マウント変換アダプター」を使えば、これらのレンズがミラーレス一眼でバンバン使えるんですよ。こんなお値段で買える「オールド望遠レンズ」って超お買い得ですよね。きっと。

で、、これは私の勝手な予測です。オールドレンズも2年前くらいはもっと安かったのですが、最近一気に値上がりしています。

また、フィルムのコンパクトカメラや、古いコンパクトデジタルカメラ(オールドコンデジ)まで人気になってしまい一気に値上がりです。という訳で、次に「オールド望遠レンズ」来ると思いませんか!?? 

みんなが興味を持って値上がりする前に、気になるのオールド望遠レンズを、ぜひゲットしてみてくださいね!


CANON FD 100-300mm の写りを堪能してみる

晴れた日に持ち出すべし!

CANON FD 100-300mm をテスト撮影に持ち出した日は、あいにくの曇り空でした。気を取り直して撮影開始です。

それにしても、、、、デカいですね。迫力満点です。この時代の暗めの望遠ズームレンズは、現在のAF仕様の望遠ズームレンズと比べるとモーターなどが入ってない分、細長いものが多いですよね。見た目がスゴイです。

さて、私の愛機α7Ⅳにレンズを装着してファインダーを覗いてみます。
設定は「絞り優先」モードなので、レンズの明るさに合わせてシャッタースピードを自動で調整してくれるのですが、、、、、出てきた値が、、、なんと「30分の1秒」です。ヤバいです。当然ながらレンズ内手振れ補正もついてないですし、カメラ側の手振れ補正も効きません。

しかも、望遠300㎜なので少し手元がブレるだけで画面上の景色は大きくブレます。しかも・・マウント変換アダプターを合わせて1Kg弱のレンズを手持ちするので腕がプルプルと震えてきます。そして、、、そのような状態でMFでピントを合わせるので、ブレるのが当然みたいな ”どM” な撮影になってしまいました。

ということで、オールド望遠(暗いレンズ)を利用する際は、天気の良い日がお勧めです!! ※下記のNIKKOR 200mm は晴れた日に撮影に行ったので快適でした!


流石CANONのレンズです

でも、諦めてはいけません。息を止めて連射で撮影することによって、何枚かに1枚の割合で、なんとか見れるレベルの写真を撮ることが出来ました。

流石300㎜の望遠レンズです。f5.6でも、とても素晴らしいボケ具合の写真を撮ることが出来ました。また、流石CANONのレンズです。良い写りしてますね!!

天気の良い日に、もう一度持ち出してみないといけませんね。これは。


マウント変換アダプター

このレンズは、キャノンのFDマウントというマウント規格のレンズです。

レンズが重いので、MFレンズをAF化できる「電子マウントアダプター」は重量制限オーバーで利用できません。

ですので、私の愛機であるSONYのα7Ⅳ(ソニーEマウント)で利用するには、「FDマウント⇒Eマウント」に変換する「マウント変換アダプター」を、レンズとカメラの間に挟んで装着すればOKです。

因みに、私は「FDマウント⇒ライカMマウント」「ライカMマウント⇒ソニーEマウント」という感じで2段式の使い方をしています。※詳しくは下記の「マウント変換アダプターについて」をご覧ください。


今回のレンズ情報

メーカー:CANON
名称/ブランド名:New FD100-300mm F5.6
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:100-300㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:9群14枚
絞り:f5.6
絞り羽:8枚
フィルター径:58mm
重さ:835g
最短撮影距:2m
マウント:FDマウント
製造国:日本
生産時期:1980年
相場:(Used)1,000~3,000円程度 ※発売時の価格は5,9000円
特技/特記:
備考:1985年に一部改良したモデルも投入


参考になるページ

ヨッシーハイム annex;望遠ズーム「Canon New FD100-300mm F5.6」を分解・清掃・作例

CANON CAMERA MUSEUM:New FD100-300mm F5.6

コメント

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