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Leica Summicron 50mm f2 (沈胴ズミクロン、山崎磨き)(レビュー&作例)

オールドレンズ
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ライカの代名詞 Summicron の山崎磨きは突然に。

このレンズ、Summicron 50㎜ f2 沈胴 を入手したのは2023年の4月のことです。

そう、ライカの超高級レンズ「SUMILUX M 50mm f1.4 ASPH」の新型の予約&販売が開始された月なのです。このタイミングで多くのライカーの皆様がご自身の大切にされているレンズを下取りに出し、新SUMILUX の購入へと大移動されたのです。

つまり、市場に高価なライカレンズが一気に出てくるため、普段よりもリーズナブルな価格で憧れのライカレンズ(しかもSUMILUXにのりかえる強者が利用してたお宝レンズ)が市場に出てくるという千載一遇のチャンスになること請け合いです。だから、このタイミングで、それらの素敵なレンズをGETすべきなのです。

実は、この沈胴式ズミクロンの前に既に1本・・ライカ Rマウントのレンズをヤフオクでぽちっていたのですが。。

その数日後にTwitterを見ていたら、フォロワーさんから「沈胴ズミクロン 山崎磨き」を売りに出すとのTweetが流れてきたではありませんか!!! 「沈胴スミクロン」×「山崎磨き」!という最高の組み合わせで、さらに!リーズナブルな価格設定。運命を感じまして、憧れの二乗であるレンズの購入を申し込んだ次第でございます。

※実は、その後にも。。。清水の舞台から飛び降りる覚悟で1本お迎えすることになったのは、今は内緒です。


Summicron 50㎜ 沈胴 について

ライカを代表するレンズの一つが Summicron で、この Summicron 50㎜ 沈胴式はその最初のモデルです。一番最初の初期型はマウントがL39スクリューマウントだったらしいですが、すぐにライカMマウントのものになったそうです。その後、固定鏡筒タイプのものに変わり、世代を受け継いでいきます。

Summicron は、とにかく「よく写るレンズ」として有名で、Summicron って名前の由来は「Summa(ズンマ)」⇒「最高の」と、「cron」はラテン語の「Micron(ミクロン)」「小さい」や、1mmの1/10,000であるミクロン単位まで写すという意味合いからつけられたといわれてるらしいです。参照:ライカのレンズ名の由来

また、沈胴とレンズ構成が同じ固定鏡筒タイプの Summicron で行った解像度テストで、解像度が良すぎて「測定不能」と判定されたという逸話があるほどの描写性能が、世界のレンズの基準を引き上げるほど高かったと言われる伝説的なレンズらしいです。。

このレンズについては、多くのライカファンの方々が、色々な視点で語りつくしているので、下記の参照Linkからご覧くださいね。


憧れの『山崎磨き』を覗く

山崎光学写真レンズ研究所という、レンズ研磨の超スペシャリストの存在をご存じでしょうか。

ライカのレンズの中でも、レンズの素材の問題で曇り玉ばかりになっている「ズマール」というレンズに、「山崎ズマール」と呼ばれるものがあります。曇り玉だったズマールが「山崎磨き」を行うことで素晴らしい写りのレンズに大変身してしまうらしいのです。

同じように「山崎ズミクロン(沈胴)」も有名で、約70年前のレンズがキレッキレの鮮やかな写りに蘇ってしまうのです。また、コーティングも行ってくれるとのことで、ここから何十年も使えるレンズとして生まれ変わるのです。素晴らしい。

実は、沈胴ズミクロンを買って、山崎さんに磨きをお願いしようと考えて良い出物を物色していたら、、、、山崎ズミクロンに出会ってしまったのでした。

「山崎磨き」について少し説明です。レンズは設計値に対して必ず許容誤差が設定されていて、許容誤差内である5/100mm内の研磨であれば、レンズの性能は変わらずに、曇りや傷を磨いて仕上げることが出来るそうです。また山崎さんのところに依頼すると、レンズのバルサム切れの解消や再コーティングもしてもらえるということで、レンズの再生魔術師って感じらしいです。施術後は、このあと50年使えるらしいですよ。

※実は、実際に山崎さんに直接お願いしてみたかったので、その点は少し残念だったのですが、今回お迎えした山崎ズミクロンを使ってみて、山崎磨きの素晴らしさを実感できました(実は、1本出したいレンズもでてきちゃいました)。


写りを堪能してみる

沈胴ズミクロンは、オールドレンズらしい背景のボケ方と、キレのある写り、そしてライカ特有の絵つくりが楽しめるレンズです。

さらに、山崎磨きということで、キレ・マシマシ&彩度がアップしているようです。ホント撮影しが楽しくなるレンズです。


マウント変換アダプター

このレンズは「ライカMマウント」ですので、「ライカM→ソニーEマウント」に変換できる「電子マウントアダプター」と合わせて利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

電子マウントアダプターを利用しない場合は、「ライカM→ソニーEマウント」のマウント変換アダプターを利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。※最短撮影距離を知事めることが出来る可変ヘリコイド型はこちら

詳細は、下記をご覧ください。


今回のレンズ情報

メーカー:Leitz(Leica)
名称/ブランド名:Summicron 50mm f2 1st(沈胴式ズミクロン)
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:50㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:6群7枚(空気レンズ)
絞り:f2~16
絞り羽:10枚
フィルター径:39mm
重さ:285g
最短撮影距:1m
マウント:ライカMマウント
製造国:ドイツ
生産時期:1954年(Mマウント)
相場:(Used)80,000~130,000円程度
特技/特記:山崎磨き
備考:


参考になるページ

Doppietta-tokyo:Leica (Leitz) Summicron 50mm f/2 沈胴

カメラ修理屋の気まぐれBLOG:沈胴ズミクロン その2

THE MAP TIMES:【Leica】67歳のレンズ「ズミクロン M50mm F2 沈胴」と中目黒デート

Sunrise-Photo:ズミクロン50mm F2 M型ライカ用標準レンズの王道徹底解説

アトリエライカ:ライカレンズは研磨で性能は変わる?山崎光学写真レンズ研究所へ行ってきた

amedia-online:山崎磨きになったズミクロン|山崎光学写真レンズ研究所体験談

コメント

  1. […] 1週間ほど前に、沈胴式ズミクロンをお迎えして狂喜乱舞していた私ですが、、、なんやかんやありまして、 SUMMILUX 50mm f1.4 ASPH/4th を使うことが出来るようになりました。ありがたや。 […]

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