今回ご紹介するのは、超有名なハーフサイズのフィルムカメラのコンパクトカメラ「OPYMPUS PEN」。その中でも絞り&SS(シャッタースピード)が自由に設定できて、明るいレンズを搭載した「PEN-S」です。このカメラはキレキレの写りでファンの方も多いようです。因みに距離計は内蔵されていないので距離(ピント)合わせは目測です(スマホの距離計アプリを併用するのも良い感じです)。また露出計も内蔵されていなので経験値による露出設定か、露出計をセットで利用することになります。
激安OPYMPUS PEN-Sとの出会い
今回は、このOPYMPUS PEN-Sとの出会いから書いてみます。
最近、フィルムカメラがニョキニョキと生えてきています。ちょっと生えてくる速度が速いので危険な状態なのですが、この前発売されて大人気になった「PENTAX17」に感化されて、「ハーフサイズ」で写真が撮れるカメラに興味が出てきました。そんなわけで、良い出会いがあれば良いな~って感じの「待ち」状態だった時に、2024年11月に新宿松坂屋で開催された「クラッシックカメラ博」にて、名古屋から出店された「大塚商会」さんにて、このOPYMPUS PEN-Sと出会ってしまったのでした。
このOPYMPUS PEN-Sは、「大塚商会」さんのショーケースの一番下の奥に、隠れるように鎮座していました。「大塚商会」さんには、PENは何台もあって、PEN-EE(自動露出、距離計&ゾーンフォーカスも無し)とか、PEN-S(露出計無し、フルマニュアル、露出計、距離計無し)×2台、くらいの台数です。
その中でダントツでお安いのが今回購入したPEN-Sでした。
これ、整備済みで超お買い得な価格なのですが、ファインダーに打痕跡があり、全体的に小さな擦り傷や剥げがあります。しかし整備済みなだけあって動作は問題なさそうですし、レンズもまあまあな状態(もう1台あったPEN-Sは綺麗でファインダーもキラキラな状態だったのですが、お値段が2倍以上!!)。
PENでメモ撮るように気軽に使えて、写真がちゃんと取れれば良いので、迷わず安い方のPen-Sをお買い上げです。
因みに、露出オートでしか撮れず、暗すぎたりすると写真撮れなくなる「PEN-EE」は、露出計が生きている時は良いけど、露出計がお亡くなりになったら、露出オートが効かなくなり『写真が撮れない』状態になってしまうそうです。。。それは厄介ですね。。
OPYMPUS PEN-Sについて
PEN-Sは、2代目のPENとして1960年から販売されたそうです、当時の価格は8000円。1959年に発売された初代PENはレンズがF3.5だったため、もっと明るいレンズが欲しいという要望に応えてDズイコー30mm F2.8付を搭載したのがPEN-Sらしいです。
このカメラは、ハーフサイズで写真が撮れます。また距離計がありませんのでピント合わせは目測式です。後継機として出てくるPENのEE等で搭載されている「ゾーンフォーカス式」ではなく、目測で距離(m)を合わせることが出来ます。またSS(シャッタースピード)や絞りも自由に設定できるので、ちゃんと狙った写真を撮ることが出来ます。とはいえ、撮影毎に自分で設定しなければいけませんし露出計も内蔵されていないので、カメラ任せで気軽にバシャバシャ撮りまくるなんてことは出来ません。
因みに、中古カメラ屋さんで話を聞いても、諸先輩方のBlogを拝見しても、みなさん「写りの良さ」を大絶賛されていますね!
因みにPENは、このPEN-Sの次に、シャッターボタン押すだけでボタンを押すだけで、誰でも簡単に美しい写真が撮れると謳ったPEN-EEシリーズ(「固定焦点」「シャッタースピード1/60秒」「露出は絞りの自動調整」と、機能を合理的に割り切った)、その後、このPEN-Sの後継機種なのか、「プロ仕様のペン」を目指したPEN-Dシリーズと都築升。
PEN&PEN-S についての説明が、OLYMPUSのページに記載されてたので、下記にLink&引用しておきますね!
ペンは35mmフイルムを使うハーフサイズカメラです。オリンパスペン初代機は、昭和34年(1959年)に登場しました。「6,000円で売るカメラ」をコンセプトに設計を開始し、それを実現したオリンパスペン。Dズイコーレンズの優れた描写力と携行性の良さを兼ね備えたオリンパスペンは、プロカメラマンのサブカメラとしても重用されました。
「オリンパスペン」はレンズがF3.5のため、もっと明るいレンズが欲しいという要望がありました。これに応えて新しいシャッターを搭載し、Dズイコー30mm F2.8付を実現したのがこのカメラです。価格は8,800円(ケース付)。
写りを見てみよう
記念すべきテストショット。1本目は長巻から詰め替えたMARIX400(B/W)。自家現像です。
写りを見てみると、噂に違わぬ良い写りでビックリ!!ホント良く写ります。みなさんが、声を揃えて「よく写る」と言う意味が分かります。百聞は一見に如かず。
あ、ピントもあってますね。良かった良かった。
※Blog掲載用に画像のサイズ小さくして少し眠くなってますが、実際はもっとシャープです。
モノクロネガフィルムの自家現像については、こちらをご覧ください。慣れちゃえば結構簡単にできちゃいますよ。
距離はスマホアプリ(無料もあり)でも測れるゾ!
私はiPhone使いなので、iPhoneのアプリを入れています。今、PEN-Sの距離を測るのに利用しているのが「Msesure」という、何のひねりもない、そのまんまの名前のアプリです。
アプリを立ち上げると2枚の画像のメニューが出てくるので「距離」を選択肢、次に出てくる画面で、距離を測りたい場所を選べば距離を教えてくれます。
数字が小さくなり過ぎたりすることがあるので、他に何か良いアプリないか探そうと思っています。
欲しい/揃えたいもの
フィルター&キャップ、そしてフード
フード&フィルターセット
UVフィルターのみ
レンズキャップのみ
露出計(外付け)
参考情報
OLYMPUS:オリンパスペンS
THE MAP TIMES:【OLYMPUS愛】いつでもそばに「PEN S」を。
photoandculture-tokyo:第1回 ふたたび注目を集めているハーフ判カメラ「オリンパス PEN S」
近江寫眞機店:OLYMPUS PEN S (2.8)で撮った写真のはなし
飯田有抄:ハーフフィルムカメラ OLYMPUS PEN Sで一気に60枚撮っちゃったお話
御部スクラ バーチャルYouTuber:OLYMPUS PEN S F2.8(オリンパス ペンS)解説・作例・使い方
manuals.:オリンパス ペン S カメラ ユーザー マニュアル
ちゅかめ:OLYMPUS PEN Sレビュー|フィルム高すぎ?いや私たちにはハーフカメラがある!
記憶カメラ:OLYMPUS PEN S
hmacky:ハーフサイズは2枚1組が面白い |
初心者向けフィルム情報:OLYMPUS PEN Sの使い方♪
フィルムカメラ修理のアクアカメラ:Olympus Pen Sの分解
いまをあつめる、ひかりたち(革ケースの作成)。:OLYMPUS PEN S ケース
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