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バブルボケ・マスターが現代に蘇った!TTArtisan 100mm f/2.8 M42|レビュー&作例

TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_木漏れ日① TTArtisan
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バブルボケの為に、現代に蘇った TTArtisan 100mm f/2.8

バブルボケ、シャボン玉ボケ、玉ボケ・・・・これらのボケの種類は、写真の魅力の一つであるボケ(bokeh)の中でも人気のカテゴリーです。その中でも特に「シャボン玉ボケ」「バブルボケ」といわれるカテゴリは、Deepで根強い人気があります。

今回登場した TTArtisan 100mm f/2.8 M42 というレンズはこのカテゴリの本命レンズになるかも!!?です。

バブルボケ、シャボン玉ボケに関しては、その定義を巡って諸説あるようですが、カメラのキタムラさんが提供しているこの記事によると、「シャボン玉ボケ」や「バブルボケ」というのは、通常の玉ボケよりも「玉ボケの輪郭に縁取りがあるものの事を意味しています とのことです。

このバブルボケ/シャボン玉ボケレンズとして有名なのが、①Meyer Optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 、②VEB Pentacon AV (Meyer Optik Diaplan) 80mm F2.8 (Projector Lens)、③Meyer-Optik Domiplan 50mm F2.8 (M42マウント)、④FUJINON 55mm F2.2 あたりでしょうか。

これらのレンズの中で、新品で購入できるのは、①Trioplan 100mm F2.8 の復刻版 だけなのですが、お値段が20万円弱ととても高額な為なかなか手が出ません。②のPENTACON AV はプロジェクターレンズを改造しなければなりませんし絞り機構もありません。③④がちょくちょくオークションで出てくるのですが、④のFUJINONは状態の良い個体が少ないのが現状です。

よって、今回登場した TTArtisan 100mm f/2.8 M42 というレンズは、Trioplan 100mm F2.8 と同じレンズ構成(3枚構成のトリプレット)のものを現代の技術で作ったレンズということで、手軽にバブルボケを楽しむには最適なレンズといえるかもしれません。お値段も手ごろなのが嬉しいですね!


TTArtisan 100mm f/2.8 開封の儀

実は、、バブルボケ好きの私は、このレンズの予約開始直後に申し込みました(2023年8月3日の夜7時予約スタートでした)。予約申し込みページには 発送予定 が8月下旬と記載してあったので、秋にテスト撮影だなあと考えていたら、8月10日に突然「出荷済み」メールが届きました。なんとお盆休みの初日(8月11日)に到着するというではありませんか!!

焦点工房さん、、嬉しすぎます。ありがとうございます。

ということで、届きました。開封の儀です。

※このレンズを利用するには、M42から各自のカメラに変換する「マウント変換アダプター」やAF化するなら「電子マウントアダプター」が必要ですので、揃えておきましょう。またフィルターは49㎜ですので、プロテクター派の方は準備しておくと、到着後すぐに撮影できます。


写りを見てみよう

さて、喜びのテストショットをアップしていきますね! 
初日はまだちょっとコツを上手くつかめていない感じです。後日、、写真を追加したり入れ替えていきますね!

まずはバブルボケ写真から

TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_木漏れ日①
ファインダーを覗いていると、バブルボケがキラキラと輝いているが、写真にするとキラキラ感が半減してしまう。動画の方がバブルボケ感が分かりやすいかもしれませんね。
TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_木漏れ日②
バブルボケの方に気を取られ過ぎなのか、、、どうも中心部のピントが甘くなりがちだ。。
TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_木漏れ日③
調子に乗って、光を入れ過ぎたら、バブルパラダイスでチカチカしてしまうので、加減が重要かも。。

次は、アーティスティックな一面を堪能する

TTArtisan 100mm f2.8 作例_アーティスティックな花
バブルボケ以外でも、こんな絵が出せるレンズです。ヘリオスよりもアーティスティックに撮れるかも!?
TTArtisan 100mm f2.8 作例_ねこじゃらし
背景のボケ方が独特なので、他のレンズとは少し違う世界観の写真が撮れる。但し、ちょっと油断すると背景がザワザワになる。

豪快なボケとバブルボケの競演を愉しむ

TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_遊具①
このボケ方と、バブルボケを上手く組み合わせると、素敵な写真が撮れそう
TTArtisan 100mm f2.8 作例_遊具②
可変ヘリコイド付きのマウント変換アダプターを利用すれば、豪快なボケを表現することができる。
TTArtisan 100mm f2.8 作例_バブルボケ_草①
それにしても、背景のボケ方が面白いので、バブルボケとの競演をたのしめますね!
TTArtisan 100mm f2.8 作例_草②
背景が豪快にボケて溶けていくというより油絵みたいになるますね!

次は夜の部へ。

TTArtisan 100mm f2.8 作例_夜のバブルボケ_①
夜のバブルボケは写真を幻想的にしてくれる。


マウント変換アダプター

このレンズは「M42マウント」ですので、「M42→ライカMマウント」のマウント変換アダプター(下記写真)と「ライカM→ソニーEマウント」に変換できる「電子マウントアダプター」(後述)と合わせて利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

電子マウントアダプターを利用しない場合は、「M42→ソニーEマウント」のマウント変換アダプターを利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

※最短撮影距離を短くすることが出来る可変ヘリコイド型はこちら

電子マウントアダプター

ちなみに、電子マウントアダプターは下記のどちらかを選択することになると思います。

共に第2世代で性能アップしています。

「LM-EA9」は下部の出っ張りがなくなりデザインが良くなりました。また、モーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルより音が静かになりました。但し、私の愛機との相性の問題なのか動作が少々不安定です。あと、前モデルだと使えていたスポット測光が使えない等いつくかの機能が先祖帰りしています。今後のファームウェアのUPに期待です。

「LM-SNE-PRN II」は、下部の出っ張りは残っているものの小さく目立たなくなりました。こちらもモーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルよりも音が静かになりました。大きな変更点としては「LM-SNE-PRN II」の横のボタンを押すと「AF」⇒「MF」⇒「マクロ(ヘリコイドを伸ばす)」が切り替えられるようになりました。コレ、何気に超便利です。動作も安定しており安定感あります。

但し、これらの電子マウントアダプターは万能ではなく、最新のAFレンズのような動きを求めてはいけません。ざくっとサポートしてくれるAFという感覚が良いです。
また、ガチピンで撮りたい際はMFに切り替えて拡大表示してピント合わせることをお勧めします(ボタンのひとつを「拡大表示」に割り当てておくと便利ですよ)。

上記の2種を入手すると、このレンズをα7で利用できるようになります。
①「レンズ」+②「M42マウント⇒ライカM変換マウント」+③「電子マウントアダプタ」+④「カメラ」の順番でつなげると、 まるでAFレンズかのように利用できます。
オールドレンズをAF(オートフォーカス)で利用したいときは、この方法になります。

★マウント変換については、こちらも参考に!★


TTArtisan 100mm f/2.8 のレンズ情報

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TTArtisan
¥30,280 (2024/04/30 22:12:11時点 Amazon調べ-詳細)

メーカー:銘匠光学
名称/ブランド名:TTArtisan 100mm f/2.8 M42
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:100㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:3群3枚(トリプレット)
絞り:f2.8~22
絞り羽:13枚
フィルター径:49㎜
重さ:307g
最短撮影距:0.9m
マウント:M42マウント
製造国:中国
生産時期:2023年
相場:(New)¥29,700 (税込)
特技/特記:バブルボケ
備考:


参考情報

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