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オールドレンズ、まずはコレ!Super-Takumar 55mm f1.8|レビュー&見分け方

オールドレンズ
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オールドレンズ、最初の1本といわれるレンズ

オールドレンズを始める際に、最初の1本としてお勧めされるのが、このTakumar 55mm f1.8(タクマー)や Helios44-2 f2.0(ヘリオス)です。

理由としては、現代レンズとは違う”オールドレンズ”独特の写り(エモい感じ!?)に加えて、オールドレンズ”ならでは”の「特技」を持っていることがあげられます。※当然、共によく写るレンズであることは言うに及びません。

特にこの2本は、オールドレンズで人気の「特技」を持っており、HELIOS(ヘリオス)が、背景の景色がグルグル状に回る「グルグルボケ」という特技を、Takumar(タクマー)が写真の中に虹のような効果が出せる「虹ゴースト」という特技を持っているので、オールドレンズの特徴を活かした写真が撮りやすいのです。

あと、カールツワァイスやライカのレンズのように高価ではなく手が届く金額なのも嬉しいところです。


レンズの学習

初期型、前期型と後期型

このレンズは結構なロングセラー商品なので、初期型から後期型まで時代に合わせて改良された多くのタイプが存在します。ですので、購入の際に見分け方を知っておくと便利かもしれませんね。

見分け方について

見分け方は、①絞りの目盛りの箇所の赤マークの形状、②絞りの目盛りの向き、③AUTO→MFの記載方法、④レンズ前面の銘板に記載されたシリアルNoの位置、などで見分けられるようです。詳細は、下記の参考情報のLinkに記載した記事をご覧ください。

因みに私が所有しているのは「後期型」と呼ばれるタイプで、放射性物質のトリウムが使われた「アトムレンズ」「放射能レンズ」と呼ばれるレンズを使用しています。このトリウムというもの利用してレンズを作ると、なにやら写りが良くなったということのようで、レンズに利用されていた時期があったようです。

因みに、このアトムレンズは、、、、時の経過とともにレンズが黄色くなる「黄変」というものが起こり、レンズが黄色(茶色)く変色してきます。この変色に伴い写りも黄色くなりますのでご留意ください。※紫外線を照射することにより変色が治るとの話もありますので、ぜひお試しください(試してみようかと思索中)。

f1.4とf1.8のレンズで悩む。ええい両方持ってしまおう。

Takumarというレンズは一番メジャーなのがこのf1.8のレンズなのですが、f1.4というさらに大口径の明るいレンズがあり、そちらも大人気です。実は私も両方持って撮り比べたりしています。

これらのレンズの違いは、ざっくりいうと絞りの違いによる明るさなのですが、特技!?が微妙に違ってきます。

特技の違い、それは虹ゴースト

特技の違いというのは、虹ゴーストの出方(形)です。

f1.8の方は、キレイな多重の円形虹ゴーストが、これでもか!?と言わんばかりにガンガン出てきます。それに対してf1.4の方では、ゆるふわな円形の虹ゴーストがふわっと出てきます。これはもう好みの問題なのですが、個人的には、、虹ゴーストの出方ではf1.4の方がお洒落で好きです。


では写りを見てみよう

オールドレンズの魅力を堪能できるレンズで、オールドっぽいボケ方や、ちょっとエモい光の入れ方が楽しめますよ。

多重・虹ゴーストが得意!

55mm f1.8

オールドっぽいボケっぷり

ホントよく写る


マウント変換アダプター(M42マウントのレンズ)

このレンズは「M42マウント」ですので、「M42→ライカMマウント」のマウント変換アダプター(下記写真)と「ライカM→ソニーEマウント」に変換できる「電子マウントアダプター」(後述)と合わせて利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

この「M42→ライカMマウント」のマウント変換アダプターには、ヘリコイドが伸びて最短撮影距離が短く出来る「可変ヘリコイド付き」もありますので、そちらも弁t理です。

電子マウントアダプターを利用しない場合は、「M42→ソニーEマウント」のマウント変換アダプターを利用すれば、α7等の「ソニーE マウント」のカメラで利用することができます。

※最短撮影距離を短くすることが出来る可変ヘリコイド型はこちら

電子マウントアダプター

ちなみに、電子マウントアダプターは下記のどちらかを選択することになると思います。

共に第2世代で性能アップしています。

「LM-EA9」は下部の出っ張りがなくなりデザインが良くなりました。また、モーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルより音が静かになりました。但し、私の愛機との相性の問題なのか動作が少々不安定です。あと、前モデルだと使えていたスポット測光が使えない等いつくかの機能が先祖帰りしています。今後のファームウェアのUPに期待です。

「LM-SNE-PRN II」は、下部の出っ張りは残っているものの小さく目立たなくなりました。こちらもモーターが強力になってAFがキビキビ動き、前モデルよりも音が静かになりました。大きな変更点としては「LM-SNE-PRN II」の横のボタンを押すと「AF」⇒「MF」⇒「マクロ(ヘリコイドを伸ばす)」が切り替えられるようになりました。コレ、何気に超便利です。動作も安定しており安定感あります。

但し、これらの電子マウントアダプターは万能ではなく、最新のAFレンズのような動きを求めてはいけません。ざくっとサポートしてくれるAFという感覚が良いです。
また、ガチピンで撮りたい際はMFに切り替えて拡大表示してピント合わせることをお勧めします(ボタンのひとつを「拡大表示」に割り当てておくと便利ですよ)。

上記の2種を入手すると、このレンズをα7で利用できるようになります。
①「レンズ」+②「M42マウント⇒ライカM変換マウント」+③「電子マウントアダプタ」+④「カメラ」の順番でつなげると、 まるでAFレンズかのように利用できます。
オールドレンズをAF(オートフォーカス)で利用したいときは、この方法になります。

※下記は、M42→ライカM変換アダプター(可変ヘリコイド)+ライカM→ソニーE電子マウントアダプターを装着した場合の写真。

★マウント変換については、こちらも参考に!★


レンズ情報

メーカー:Asahi.Opt (PENTAX)
名称/ブランド名:Super Takumar 55mm f1.8(後期型)
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:55㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:5群6枚
絞り:f1.8~16
絞り羽:6枚
フィルター径:49㎜
重さ:202g
最短撮影距:0.45m
マウント:M42マウント
製造国:日本
生産時期:1965年
相場:(OLD)¥5,000 ~\8,000程度
特技/特記:虹ゴースト
備考:

Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8

Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8

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参考情報

カメヌマ:ザ・オールドレンズTakumar 55mm F1.8各世代を徹底比較してみた

one-scene:Super-Takumar 55mm F1.8

ルーム66:PENTAX Super Takumar 55mm F1.8 後期型【レビュー 作例】

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