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中判レンズ沼へ、SMC MACRO-TAKUMAR/6×7 135mm F4(レビュー&作例)

オールドレンズ
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禁断の扉。

レンズが生えやすい条件。

実は、ここ半年くらい仕事が超激務なのです。そして、会社の近くにカメラ屋さんが何軒もあります。その結果、、、お昼休みや仕事終わりにレンズが生える頻度が高くなるわけです。

疲れ切ってしびれた脳に中古レンズがいっぱいのカメラ屋さんは危険ですね。。。

因みに今回ご紹介するレンズは、PENTAXのSuper-Multi-Caoted TAKUMAR 7×6 135mm F4 という中判カメラ用のレンズです(PENTAX67マウント/P67)。

おー、中判用のレンズも、タクマーというブランド名なんですね!!

禁断の扉を、またひとつ。。

特にここ数か月は、色々なことが重なりスーパーハード激務だったせいか、、、中判カメラ用レンズへの想いが一気に急上昇しました。その引き金となったのが、我が愛機α7Ⅳで中判カメラ用レンズを利用可能にする「マウント変換アダプター(P67からの」が意外と安くで入手可能と知ったからでした。

さらに、、、会社の近くのカメラ屋さんのジャンクコーナーに激安で、PENTAXとかMAMIYA/SEKORの中判カメラ用レンズが何本も並んでいたのがトドメとなりました。合掌。

このレンズについて(レンズ・スタディ)

このレンズは、巨大な中判カメラであるPENTAX67用(通称バケペン※)として、1971年から製造されたレンズです。なにやらPENTAXの中判カメラは1961年から出ているっぽいので、同じくPENTAXの35㎜の一眼レフカメラ用のTAKUMARと同じように改良されていったのかもしれませんね。

※バケペンとは、お化けのようなペンタックスの略で、このカメラの巨大さから、そう言われたらしいですよ。

こちらのBlogの解説によると、レンズは3群5枚のヘリアー(Heliar)光学系。中判なのにあまり解像せず、写りも ”がっつりオールドレンズって感じ” で、、、あまり人気が無く、中古価格も安いらしいです。なるほど。。。他のP67レンズと比して圧倒的に安かった訳です。。。

なるほど。。。超お買い得のモノをゲットしたわけでは無いらしいです。とはいえ、某オクの相場金額よりは安く調達できてました。

このレンズの重さは筺体の大きさに比して軽く感じます。マクロレンズということもあり、レンズの前玉が小さいのが軽く感じる理由かもしれませんね。※私は大きな前玉が好きですが。。^^;

写りを見てみよう(実写レビュー)

”空気感”を愉しむ

あまり解像しないとか、超オールドレンズっぽい写りとかの理由で不人気レンズだったとはいえ、さすが中判レンズ!!! 圧倒的な空気感が堪りません。これは癖になりますね!

立体感!良い感じ

豪快なボケ&マクロを堪能

ちょっと絞ると”キリリ”とGOOD!

焦点距離はどうなる?

6×7判のレンズを、6×7判カメラで撮ると

この項目用に、ちょうど便利なサイトがありました。その名も「35㎜換算ドットコム」

では早速、6×7判を選択して、今回のレンズの焦点距離である135㎜を入力してみましょう。そしたら答えは「66㎜相当」でした。なんと役半分ですね。

因みに換算倍率の計算はこのようになるようです(以下引用)
換算倍率(クロップ係数)は「35mm判の画面サイズの対角線の長さ(約43.3mm) ÷ 対象カメラの画面サイズの対角線の長さ」で求められます。アスペクト比が35mm判と同じ3:2の場合は、縦もしくは横の長さでも計算できます。

なるほど中版カメラ用のレンズに記載されている焦点距離の約半分が、35㎜フルサイズ版での焦点距離に相当する距離みたいですね。 但し、これは中版レンズを中版カメラのボディに装着した時の話なので、要注意ですぞ。

フィルム焦点距離
35mm20mm28mm35mm50mm85mm135mm200mm
6×45判33mm47mm58mm83mm140mm225mm330mm
6×6判36mm51mm64mm90mm155mm245mm360mm
6×7判40mm55mm70mm100mm170mm260mm400mm
6×8判43mm60mm75mm110mm185mm300mm435mm
6×9判46mm65mm80mm115mm200mm315mm465mm
4×5インチ70mm100mm125mm170mm280mm450mm670mm
APS-C13mm18mm23mm33mm57mm90mm133mm
【35mm換算による焦点距離表(概算数値)】 ※ https://j2color.com/ より引用

6×7版のレンズを、35㎜フルサイズのカメラで撮ると

さてさてお待ちかね、中版レンズを35㎜フルサイズの一眼カメラに装着した際にどうなるか見ていきます。

結論から言うと、なんと!!中判用レンズに記載される焦点距離と”ほぼ同じ大きさ”に写ります。

例えば100㎜の中判レンズを中判カメラで使うと50㎜の標準レンズ相当になるのですが、35㎜フルサイズのミラーレス一眼で使うと100㎜相当の望遠レンズとして利用できるわけです。

あ、なるほど。焦点距離50㎜の35mmフルサイズ用レンズは、APS-C機だと1.5 倍の75㎜相当、マイクロフォーサーズ機だと2倍の100㎜相当になるのと同じ原理ですよね。

詳しくは、検証されているBlogがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

マウント変換アダプター

安心の焦点工房製

PENTAX6×7(P67)マウントのレンズを他のミラーレス一眼で利用するには、それぞれのカメラに即したマウント変換アダプターが必要です。このような中版カメラのレンズを、35㎜フルサイズのミラーレス豆ら用に変換する変換アダプターはレアな存在ですが、嬉しいことに、いくつかのメーカーから販売されています

日本で一番入手しやすいのが「焦点工房」が販売している下記の商品です。主なミラーレス一眼のマウントに対応しているのが嬉しいですね。

安く入手するなら

とはいえ、、価格が2万円弱と少し高価なので、ちょっと試したい・・・という人はAmazonやヤフオクでK&F社のものやメーカー不明のモノが5000~8000円くらいで販売されているので、そちらで試してみるのも良いかもしれません。

私も、今回はAmazonでこちらの商品(P67からニコンFへの変換)のアウトレット品を購入し、ニコンFマウントからソニーEマウントに変換して利用しています。

↓ ニコンFマウントからソニーEマウントへの変換はこちらをご確認ください。

レンズ情報

メーカー:PENTAX
名称/ブランド名:SMC MACRO-TAKUMAR/6×7 135mm F4
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:135㎜(6×7判換算)
センサーサイズ:6×7サイズ
レンズ:3群5枚 ※ヘリアー(Heliar)光学系
絞り:f4~32
絞り羽:8枚
フィルター径:67mm
重さ:620g
最短撮影距:0.75m
マウント:PENTAX6×7(P67)マウント
製造国:日本
生産時期:1971年
相場:(Used)4,000円~20,000円程度
特技/特記:

参考情報

レンズそのもの

たっちゃんのレンズ沼:【第608沼】super-multi-coated MACRO-Takumar6X7 135mm F4 はじめて触る6X7レンズです

古レンズの風に吹かれて:SMC MACRO-TAKUMAR/6×7 135mm F4

迷レンズ探訪:バケペンのマクロレンズ ~Super-Multi-Coated MACRO-TAKUMAR/6X7 135mm F4

写真関連機材のレビューや評論:クラシックレンズのボケの王様、ヘリアー(Heliar)光学系を採用した中判カメラ用交換レンズPENTAX 67 135mm F4 Macro: 隠れクラシックレンズ

35㎜フルサイズ一眼での撮影

私、ボケたくございません。:135mm f4 MACRO … 大興奮の写り

初心不可忘 ジャンクレンズにまみれて:PENTAX SMC MACRO-Takumar/6X7 135mm F4

「使える機材のセレクトショップ」Blog:中判カメラの90mm(6×7標準レンズ)を35mmカメラにつけると、ど〜なるのか?

PENTAX67について

one-scene:PENTAX 67

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