今回は RETROPAN 320 というフィルムのご紹介です。
今回ご紹介するのは、1921年にチェコスロバキア共和国で創業されたというフォマ社から発売されているモノクロフォルムラインナップのひとつ「FOMA RETROPAN 320」という、ちょっと変わり種フィルムです。
東京オルタナ写真部というサイトでは「何かを間違えているフィルム」「ふつうなら絶対販売しないレベル」「ぶっちぎりの変態度」なんて感じで紹介されており、怖いもの見たさの好奇心を抑えきれない魅惑のフィルムです。
激安ブローニーは危険な香り・・・
このフィルムとの出会いは、ほんと偶然でした。
先日記載した、二眼レフカメラ「Yashicaflex」を「東京CAMERA」さんにて購入した際に、レジ横に激安ブローニーフィルムがありました。「FOMAPAN 200 Creative」と「FOMA RETROPAN 320」の2種類です。
この「RETROPAN」について店員さんに訪ねると、とにかく「個性的な写り」のフィルムとのことでした。まあ、とりあえず2眼レフ買ったからフィルムが必要なので、それぞれ1本筒購入したのでした。
さてさて、、、「個性的な写り」ってどんな世界を見せてくれるのでしょう〜♪
レビュー記事を探すと、不安MAXに(どんなフィルム?)
さて、一番最初に少し記載したように、東京オルタナ写真部さんによると、とにかく「癖がすごく強い」フィルムであることは間違いなさそうです。他のサイトも検索してみましたが「とてもザラザラした写り」「レトロな写り」「階調がでない」など、散々な書かれようのフィルムみたいです。
でも、ここまで書かれると、ホントもう、怖いもの見たさの好奇心が勝ります。
私が持っている二眼レフの2種で撮り比べをしてみることにしました。そう、もう1本追加購入です。仕上がりも見ずに。。
写りを見てみよう(2機種で撮り比べ)
ということで、2種類の2眼レフカメラに「FOMA RETROPAN 320」を詰めて撮影です。とはいえ、2台同時に撮影はしていませんので、同じ条件での比較は出来ていませんのでご了承お願いします。
また、カメラの違いとしては、シャッター速度が「Yashicaflex AⅡ型」は最速1/200まで、それと比して「RICOHFLEX Ⅶ 」は最速1/100までですので絞りをいっぱい絞らないといけませんので、その分、写りはシャープになります(ざっくりですが)。
その辺りを加味したうえで、下記の写真をご覧いただければと思います。
Yashicaflex AⅡ型にて
RICOHFLEX Ⅶ にて
写してみて、こう思う
そんなに変態度が高くもないかな。。。普通に使えるかな。という感じでした。
モノクロのブローニーは自家現像がおススメ!
モノクロの120ブローニーフィルムは、とにかく現像代が高い上に現像までの日数がかかります。
まあ、当然のように即日仕上げなんてやってくれるお店は皆無です。しかも、現像代がカラーフィルムよりも高いと来た日には、もう、自家現像するしかないでしょう~、という状況なのです。
そこで、モノクロ自家現像で、ザックザクと現像を行っていきます。現像方法は基本的には135フィルム(いわゆる、普通のサイズのフィルム)と同じです。
但し、ダークバックでのフィルムをロールに巻きなおして現蔵タンクに入れるまでの方法が少し違いますので、その点だけはご注意ください。取り急ぎ、そのあたりを分かりやすく解説頂いている動画を貼っておきますね!
※フィルム巻くリールは120サイズが使えるものをご準備くださいね!下記のサイトでご紹介させていただいている現像タンクとセット販売されていたリールは、120サイズでも135サイズでも変更が可能ですので便利です。
参考情報
東京オルタナ写真部:ピクトリアリスム風フィルム:フォマ レトロパン/ FOMA RETROPAN 320
lomography:フィルム-FOMA RETROPAN 320
Life:FOMA Retropan 320
amedia-online:FOMA RETROPAN 320 soft|超低コントラスト変わり種モノクロフィルム
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