今回ご紹介するのは、OM SYSTEMが誇るフラッグシップ機「OM-1 MarkⅡ」に、35mm判換算で800mmという超望遠域をカバーする「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II」、そして更に寄れちゃう「2x Teleconverter MC-20」という、なんとも贅沢な組み合わせです。もうロマンの世界ですね。せっかくの装備なので、OMの得意領域である「野鳥」など超望遠撮影にチャレンジしてみたいと思います!
※このレビューは「OM-SYSTEM」さんから、レビュー用に貸し出していただいたカメラ&レンズを使わせて頂き書いています。ありがとうございます!! 貸出しに当たっては、レビューに内容に関する指示などありませんので、いつものように、このカメ&レンズをガッツリ楽しみながらレビューを書かせていただきました。
これぞフラッグシップ「OM-1 MarkⅡ」!!
揺るぎなき信頼感へ
今回の主役であるOM-SYSTEMのフラッグシップ機「OM-1 MarkⅡ」。手に取った瞬間、その剛性の高さと凝縮感に驚かされます。マグネシウム合金製のボディは堅牢そのもの。さらにOMの代名詞となった「防塵防滴」性能、マイクロフォーサーズならではの小型軽量さを十二分に感じることが出来ます。
次に大きさについて見ていくと、OM-SYSTEMのラインナップの中では大きなボディのOM-1 MarkⅡですが、他社のフラッグシップ機と比べるととてもコンパクトなサイズで、その形状も絶妙で絶妙な「グリップ感」の素晴らしさにちょっと惚れちゃいました。
スペック的な点で見ると、フラッグシップ機だけあり機能はてんこ盛り。撮影してみたファーストインプレッションとしては、サクサクと機敏に反応して文句無しです。てんこ盛りの機能はまだ理解が追い付いていないので徐々に理解していきたいと思います。

「AI被写体認識AF」&「驚異の手振れ補正」に大注目!
特に注目なのが「AI被写体認識AF」。ヨドバシの店員さんから「OMさんの鳥認識は頭一つ抜けている性能の良さ」と聞いていたので、今回は「野鳥」で試してきました。ファインダーを覗きながら鳥の姿を探し、シャッターボタンを半押しすれば、サクサクと鳥の瞳にピントが食らいついていきます。なかなか優れものですね! OMが野鳥に強いといわれる理由を体感した次第です。
さらに、最大8.5段という驚異的な手ぶれ補正も、OM-1 MarkⅡの大きな魅力ですよね。今回のようなF値が暗めの超望遠レンズや暗い森林の中、さらに夜間でも 三脚を使わずに手持ちで普通に撮れてしまうんですよね。この機動力の高さこそ、OM SYSTEMが長年培ってきた「小型軽量システム」の真骨頂ということでしょうか。積み重ねって大きな財産ですよね。

※レンズの方は別途レビュー記事書きますね!
写り見てみよう(実写レビュー)
野鳥撮影にチャレンジ!!!
OMは「野鳥」に強いと評判のカメラです。そのフラッグシップ&超望遠レンズということで「野鳥」にチャレンジしない手はありません。とはいえ「野鳥」初心者ですので、身近なところで「プチ野鳥体験」してみることにしました。

都会の野鳥!カラス君
渋谷と上野のカラスさん達で腕試し(練習)です。カラスくん表情豊かですよね。



不忍池のカワウ君にチャレンジ!
次は、もう少し「野鳥」感のある鳥を撮りに、上野の不忍池に足を延ばしてみました。この日は、真っ黒の「カワウ」が大量に戯れておりましたので、超望遠レンズの先で戯れる「カワウ」君で練習してきました。





上野動物園にも行ってみた
上野に来たので「上野動物園」で、コンドルや猿くん達に超望遠レンズで迫ってみました。コレは・・・癖になりますね。




渋谷の街で超望遠スナップ
街中での超望遠体験は、まさに「切り取る」って感じの撮影でしょうか。圧縮効果がガッツリの写真が楽しいですね!


ファーストインプレッション(振り返り編)
今回は、OM-1と超望遠レンズをお借りするという幸運に恵まれて、一度チャレンジしてみたかった「野鳥」撮影にチャレンジしてみたのですが、、、、「野鳥撮影」初体験は消化不良となりました。「野鳥」クラスタの方々の作例で見るような素敵な野鳥を撮るには、そうとう練習しないとダメだなと痛感です。今回の機材は1か月ほどお借りできるので、飛行機撮った後に、もう1度チャレンジしてみようかと思います。せっかくの超望遠レンズです。普段撮れないものを撮りまくりたいと思います。

一方、街中での超望遠体験は、まさに「切り取る」って感じの撮影でしょうか。圧縮効果がガッツリ感じられて、超望遠”ならでは”の撮影が楽しめます。大きくて重いのですが、このレンズでしか撮れない世界がありますよね。
そして、動物園では超望遠レンズが大活躍です。このカメラとこのレンズなら”ハッとする”ような迫力のある写真がいっぱい撮れる気がします。もう一度撮りに行こうかと真剣に悩んでいたりします。

スペック一覧
OM-1 MarkⅡ


項目 | スペック |
センサー | 4/3型 裏面照射積層型Live MOSセンサー(有効約2037万画素) |
画像処理エンジン | TruePic X |
手ぶれ補正 | ボディ内5軸手ぶれ補正、シンクロ手ぶれ補正時 最大8.5段 |
AFシステム | 像面位相差クアッドピクセルAF方式(1053点オールクロス) |
AI被写体認識AF | フォーミュラーカー・ラリーカー、バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫) |
連写性能 | AF/AE追従:最高50コマ/秒、AF/AE固定:最高120コマ/秒 |
ファインダー | 約576万ドット 電子ビューファインダー(倍率 約0.83倍) |
モニター | 3.0型2軸可動式液晶(約162万ドット)、タッチパネル |
防塵・防滴性能 | IP53 |
外形寸法 | 134.8mm(W)× 91.6mm(H)× 72.7mm(D) |
質量 | 約599g(バッテリー、メモリーカード含む)、約511g(本体のみ) |
実勢価格(2025.06.29時点) | 305,800円 (税込)~ ※OM SYSTEMの公式サイト(EC) |
発売時期 | 2024年2月 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II


項目 | スペック |
マウント | マイクロフォーサーズマウント |
焦点距離 | 100-400mm(35mm判換算 200-800mm相当) |
レンズ構成 | 15群21枚(EDレンズ4枚、スーパーHRレンズ2枚、HRレンズ2枚) |
開放絞り | F5.0(100mm)- F6.3(400mm) |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 1.3m(ズーム全域) |
最大撮影倍率 | 0.29倍相当(35mm判換算 0.57倍相当) |
フィルター径 | 72mm |
防塵・防滴性能 | 保護等級IP53 |
外形寸法 | 最大径86.4mm × 全長205.7mm |
質量 | 1120g(三脚座除く) |
実勢価格(2025.06.29時点) | ¥184,800円(税込) ※OM SYSTEMの公式サイト(EC) |
発売時期 | 2025.02 |
2x Teleconverter MC-20


項目 | スペック |
倍率 | 2倍 |
レンズ構成 | 4群9枚(HRレンズ1枚) |
絞り落ち | 2段 |
防塵・防滴性能 | 保護等級IP53 |
外形寸法 | 最大径59.8mm × 全長25.9mm(レンズキャップ、マウント部キャップ含まず) |
質量 | 150g |
実勢価格(2025.06.29時点) | ¥ 45,100円 (税込) |
発売時期 | 2019.6 |
参考情報
今回の記事でご紹介した機材について、より深く知りたい方は、こちらのレビュー記事もぜひご覧になってみてください。作例がホント素晴らしいですね。これだけの素晴らしい写真が撮れるカメラ&レンズなんですよね!
- OM SYSTEM OM-1
- フォトヨドバシ – OM SYSTEM OM-1 Mark II / SHOOTING REPORT
- カメラのキタムラ_ ShaSha
- 完成されたフラッグシップ OM SYSTEM OM-1 Mark II
- OM SYSTEM『OM-1 Mark II』レビュー|吉住志穂 - THE MAP CAMERA–
-【先行レビュー】OM SYSTEM OM-1 Mark IIを深掘り!~強力な手振れ補正とライブGND機能に迫る~ - フジヤカメラブログ – OM SYSTEM OM-1 Mark II 実写レビュー
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II
- MAP CAMERA Ksyapa
– 待望の進化を遂げた軽量超望遠『OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II』 - 新世界|ナニワグループBLOGS
– 「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II 使用レビュー」
- MAP CAMERA Ksyapa
- M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20
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