今回ご紹介するのは、人気のフィルムシミュレーションが使える「FUJIFILM X100Ⅴ」というAPS-Cサイズのセンサーを搭載した、大人気カメラです(ひとつ型落ち)。実は、以前に1時間ほど使ったことがあるのですが、今回はGOOPASS(カメラやレンズのサブスクレンタルサービス)にて、1か月Planで借りたので、じっくり楽しんでみたいと思います。
まずは借りてみよう、かと。
実は、先日「年末年始は、RICOH GR3 を使いまくってみよう」と思い立ち、カメラ&レンズのサブスクサービスである「GOOPASS」で「RICOH GR3」を1か月レンタルしてみました。
2024-25の年末年始は休みが長いので、GR3を使いまくろうと思っていたのですが、GR3のカラーポジフィルムモードが素敵だったので”フィルムシミュレーションで大人気の「FUJIFILM」のフィルムシミュレーションもじっくり使ってみたい!”と強く感じてしまったのでした。
なぜなら、私はここ1年くらい”リアル・フィルム写真”にもハマっていたのですが、実は、FUJIFILMというフィルムのトップメーカーが、フィルムをやめてまでも突き進もうとした(している)、本家本元の「フィルムシミュレーション」をきちんと試していないことに、ハタと気が付いてしまったのでした。
ということで、2024年の年末ぎりぎりで、サブスクでレンタルしている機材(カメラ)を、GR3からX100Ⅴにチェンジしてもらったのでした。
なぜ最新のX100Ⅵではなく型落ちのX100Ⅴを選んだのかというと、ずばりレンタル価格が安いからです。最新のX100Ⅵは1か月のサブスクレンタルが27,280円/ 月(Lv5PASS)なのに対して、型落ちのX100Ⅴは1か月のサブスクレンタルが16,380円/ 月(Lv3PASS)なのです。X100Ⅴも大人気で多くのユーザーを魅了しているカメラなので、今回は喜んで型落ちのX100Ⅴを選ぶことにしました。
因みに、GOOPASSではサブスク期間中の機材の入れ替えが自由です。機材のランク変更が伴う場合は、日割り計算が適用された金額に変更になるそうです。
※先日フィルムシミュレーションが使えるフォトウォークに参加したのですが、その際はプロカメラマンの鈴木啓太さん謹製の特別プロファイルのフィルムシミュレーションを使ったので、FUJIFILMの提供しているフィルムシミュレーションを使ったことがなかったのですよね。
GOOPASSについては、こちら(↓)にも少し記載しましたのでご参照くださいませ。
X100Ⅴはすでに販売終了となっていますので、下記に最新型のX100ⅥのLink貼っておきますね。いやああ、、、良いお値段しますね。。高いので、私のように一度GOOPASSなどでサブスクレンタルしてみるのもアリかもしれませんよ!
FUJIFILM X100Ⅴについて
概要
X100Ⅴは、FUJIFILMの超人気の高級コンパクトデジタルカメラであるX100シリーズの5代目のとして2020年に登場しまし、2024年2月に後継機X100Ⅵの登場に伴い販売が終了しました。
人気のポイントは、①フジフィルムの人気フィルムを再現した「フィルムシミュレーション」、②APS-Cセンサー搭載の高画質、③ハイブリッドビューダインダー搭載のレンジファインダーカメラ、ということでしょうか。他にも画像処理エンジンとかレンズの良さとか、瞳検出AFとか色々ありますが、とにかく人気でなかなか買えないカメラの筆頭という感じです。※後継機X100Ⅵも、生産が追い付かず!?入手困難です(一説では、生産台数を増やさない戦略とか・・ そういえば、プチ炎上してましたよね。。)。
大きさは、GRⅢと比べると大きいです。ファインダー内蔵で、液晶モニターも可変のチルト式ですし、仕方ないのですが、GRⅢのように「いつもポケットや鞄に入れておく」感じではないかもしれません。
ハイブリッドビューファインダー
このハイブリッドビューファインダーが秀逸なんですよね。よく出来ています。同じようなものがライカのM12にも搭載されるんじゃないかって噂もありますが、搭載されたらすごく良いのではないでしょうか。やはりEVF(電子ビューファインダー)だけでは味わえない心地よさ、使い勝手の良さがありますよね!
こちらも、FUJIFILMの自信作なのでしょう。公式の説明も引用しておきますね!
《ハイブリッドビューファインダーについて》
撮影に集中出来る、
世界で唯一無二のファインダー
X100シリーズの代名詞とも言える「ハイブリッドビューファインダー」
肉眼で被写体を直接視認したいという写真家の根源的欲求を叶えてくれる「OVF」と、露出やホワイトバランス、フィルムシミュレーションによる色再現などが全て反映され、極めて完成度の高い写真をいとも容易く撮影出来る「EVF」。 これをレバー一つで切り替えられるこのシステムはまさに「ファインダーの理想形」と言っても過言ではない。
X100Vではこれがさらに進化し、EVFには0.5インチ、369万ドット、明るさ最大1500cd/㎡の高輝度広色域有機ELパネルを採用。
ディストーションを抑え、視野率がさらに向上したOVFと相まって、史上最高性能のハイブリッドビューファインダーを実現している。
フィルムシミュレーション
フィルムシミュレーションは、「FUJIFILM」の人気フィルムを再現できる(再現以上!?)ようになっています。当然ながらKODAKなど他メーカーのフィルムは設定されていません。
《フィルムシミュレーションについて》
長年の写真フィルム開発の歴史と経験が生み出す伝統の色再現
FUJIFILM渾身のフィルムシミュレーションについては、その熱い思いをX100Ⅴの製品紹介ページから引用してご紹介したいと思います。
創業以来、世界中のあらゆる色を研究し、「美しい写真が撮りたい」と願う人々の希望に応えるべく様々な写真フィルムを開発してきた富士フイルム。そこで培われた技術と経験を余すことなく注ぎ込んで完成させたのが世界で唯一無二のデジタルカメラ専用画質モード「フィルムシミュレーション」である。
これは単なる色再現モードではない。階調再現、彩度、露出による変化、ホワイトバランスとの調和など、「画質」に関する様々なパラメータを合算して導き出す言わば究極の画像設計技術。ソフトウェアを使用した面倒な画像処理作業をすることなく、VelviaやPROVIA、ACROSといった長年世界中で愛されている素晴らしいフィルム写真の世界が再現出来る。X100Vに搭載された全17種類のフィルムシミュレーションは、きっと貴方の表現力を期待以上に高めてくれるはず。
因みに、X100Vの「フィルムシミュレーション」選択メニューでは11種類が選べました。
名前 | 説明(カメラ本体のメニュー画面の説明から引用) |
---|---|
PROVIA(スタンダード) | 標準的な発色と階調で人物。風景など幅広い被写体に適しています。 |
Velvia(ビビッド) | 高彩度な発色とメリハリある会長表現で風景・自然写真に最適です。 |
ASTIA(ソフト) | 落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します。 |
クラッシッククローム | 発色を押さえ暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します。 |
PRO Neg.HI | コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します。 |
PRO Neg.Std | やわらかな階調で肌色の質感を再現したいポートレートの撮影に適します。 |
クラッシックネガ | 深い色とメリハリのある階調で被写体をしっかりとした立体感で表現します。 |
ETERNA(シネマ) | 落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンで動画に適します。 |
ACROS | 質感豊かでシャープな表現のモノクロです。 |
モノクロ | モノクロで表現します。 |
セピア | セピア調で表現します。 |
それぞれのモードで撮影してみましたが、、、違いが分かりにくいシチュエーションでしたね。。時間があったら撮りなおしますね。※全モードで撮るのを忘れないように、朝早めの時間帯に撮影したのですが、、、イマイチでしたね。。下記の実写レビューの方も併せて参照頂ければと思います。
写りを見てみよう
人気のクラッシックネガ
人気の「クラッシックネガ」は、説明にある通り”深い色”の写りですね。あと光が入って来た時の感じがとても良いですね!
お気に入りのASTIA
フィルムシミュレーションを色々試してて、今のお気に入りが「ASTIA」です。とにかく青空が綺麗なんです。Leicaとかの写りと真逆にあるような「和」の色彩を感じさせてくれて、とても新鮮に感じます。日本の四季を色々と撮りたい気にさせてくれます。
クラッシッククローム
X100Vで初めて夜間に撮影をした時に、いろいろと試してみて、ビビッときたのが「クラッシッククローム」でした。美しい発色で夜の景色を、キラキラした世界として映し出してくれました。ちょっとパキパキっと写りすぎる感じがする気もするのですが、ハマるとヤバいくらいに素敵に感じます。
欲しいもの/揃えたいもの等
フィルター(アダプター)/フード
X100Ⅴは、そのままではレンズフィルターが装着できません。ということで、アダプターリングを介してフレンズフィルターやフードを装着することになります。
まずは純正品は、、、Amazonでは、なんだか高いお店のものになってますので、互換品がおススメですかね。
下記のあたりがお手頃価格です。販売ページでは「ブラック」も選択できますので、ブラックボディの方はそちらがおススメです。
アダプターリングを介して、フードも付けることができます。お好みに合わせてどうぞ。
サムレスト(指あて)/グリップ
サムレストも欲しくなりますよね。コレ。
カメラケース
ケースは、富士フィルム製の専用ケースが良いかもしれません。
液晶保護フィルム
書籍
参考情報
Videosalon:富士フイルム、新開発レンズとハイブリッドファインダー搭載のコンパクトデジタルカメラ『FUJIFILM X100V』を発表
Nocchi(のっち):【作例写真20枚】FUJIFILM X100V レビュー これはコンデジの完成形か
デジカメwatch:FUJIFILM X100V詳報:X100シリーズ5世代目は何が進化したのか
FUJIFILM:X100Ⅴ
『すぎっち』のジモログ:FUJIFILM フィルムシミュレーション全比較【X100V】
irodori:多彩な色表現が楽しめる!“富士フイルムの色”全20種類のフィルムシミュレーションをご紹介
FUJIFILM:各フィルムシミュレーションの特長は?
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