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ローライコードで135フィルムが使える!優れものアクセサリー「(Rolleikin)ローライキン」の使い方。

アクセサリー
この記事は約10分で読めます。

今回ご紹介するのは、RolleiFlex(ローライフレックス)やRolleCode(ローライコード)という、中判フィルム(120サイズ)を使って撮影する2眼レフカメラで、135サイズ(一般によく使う35mmフィルム)を使えるようにする「Rolleikin(ローライキン)」というRollei謹製のOptionアクセサリーです。

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「Rolleikin(ローライキン)」とは何か?

「Rolleikin(ローライキン)」は、上記で記載したようにRolleiFlex(ローライフレックス)やRolleCode(ローライコード)で、135サイズのフィルムが使えるようになるOptionパーツです。

下記に詳しく説明しますが、RolleiFlex(ローライフレックス)やRolleCode(ローライコード)にパーツを取り付ける(1か所だけパーツ交換)だけのお気軽プチ改造で利用できるようになりますし、直ぐに基に戻せるのも嬉しいですね。

入手については、中古カメラ専門店やオークションサイトでもちょくちょく出品されてますので、比較的探しやすいかと思います。金額は8,000円~15,000円程度です。購入に際しては、ご自身のRolleiFlex(ローライフレックス)やRolleCode(ローライコード)のバージョンや、付属しているパーツの状態を確認してから、①利用可能かを確認、②販売されている「Rolleikin(ローライキン)」に、そのカメラで必要となるパーツが含まれているかを、良く確認してからのお買い求めを推奨します。

《因みに、RICHOKIN(リコーキン)もあるゾ!》

国産の2眼レフカメラ「RICOHFLEX(リコーフレックス)」でも、「Rolleikin(ローライキン)」と同様の「RICHOKIN(リコーキン)」というメーカー純正Optionが販売されていたようです。何が出来るかって、それはもう、120サイズのフィルム用のRICHOFLEXで135サイズのフィルムが使えるようになるわけです。

RICOHの説明ページへLink

こちらは、「Rolleikin(ローライキン)」と比べると、中古Shopやオークションでの出物が少ないようで、ほとんどお目にかかることがありません。見つけたらレアかもしれませんね!

「Rolleikin(ローライキン)」の選び方

①「Rolleikin(ローライキン)」のバージョンと適合機種

「Rolleikin(ローライキン)」には、1と2の2バージョンが存在し、バージョンによって適合するカメラが異なるそうですので、事前に確認しておく方が良いでしょう。

1と2の違い等について、実はよくわからないのですが諸先輩方の記事を調べていくと、、、どうやら下記のような感じです。※間違っていたらすいません。

※因みに、、、私の購入したものは箱に「Rolleikin 3.5」と記載されていました。。。

「Rolleikin1」⇒ 135フィルム対応の「フィルム圧版」が付いた「裏蓋」が付属しているもの

「Rolleikin2」⇒ 上記の裏蓋が付属していないもの。※年代なのか種類の差なのかわかりませんがケースが何種類かあるようです(黒いケースと茶色いケース)。

②「Rolleikin(ローライキン)」のパーツを確認しよう

ローライキンは、ちょくちょく中古カメラ専門店や主要オークションサイトに出品されるようですので、適合するバージョン(上記に記載)及び、装着するカメラの状態(特にカウンターノブ)とローライキンに付属しているパーツに欠品が無いか等を確認すること推奨です。購入前にチェックして、ご自身のカメラで利用できるものを選んでくださいね。

②-1:「裏蓋」を確認する ※裏蓋交換が必要な場合

ローライフレックスやローライコードの裏蓋を開けた際に、「フィルム圧版」がこのように「6×6」と「135フィルム用」に切り替える(スライド)ことが出来れば、購入しようとしている「ローライキン」に対応する裏蓋が付属していなくても良いです。

逆に、写真のようなスライド出来る「フィルム圧版」が付いていない個体をお持ちの場合は「ローライキン」対応「裏蓋」が付属してくる、ローライキン1を選ばねばなりません。※因みに、裏蓋付きのローライキンが販売されているのを私は見たことがありません。。

因みに私が利用しているRolleiCodeⅢは最初からスライド式の「フィルム圧版」が装着されているタイプでした(RolleiCodeⅢ以降はもとから付いているようです)。

因みに、裏蓋はこのようなモノらしいです(販売されていたサイト(遷移Link)の写真を引用させていただきました)

⑬がローライキン1に付属するの、交換用の裏蓋のようですね。※写真クリックで元サイトに遷移します。
ローライキン1の、裏蓋の写真もありました。※写真クリックで元サイトに遷移します。

②-2:「フィルムカウンターノブ」を確認する

ご自身のカメラに、この写真のような「フィルムカウンターノブ」が付いていない個体をお持ちの方は、この「フィルムカウンターノブ」のパーツが付属しているノーライキンを探さねばなりません。

因みに、店舗やオークションで販売されているローライキンには、このカウンターノブが付属していないローライキンや、もともと付いていたノブが入っているローライキン(交換した際に保管していたパーツ)が多いようです。ですので特に注意が必要です。

注意(念押し):装着予定のローライフレックスやローライコードに「フィルムカウンターノブ」が付いていない場合は、「フィルムカウンターノブ」が入っている&交換時に利用する「3本のネジ」が必要となりますので、必ずチェックしてください。

実は私は、ローライキンの購入時には、このあたりの事がよく理解できていなかった為、入手出来そうなもの(その時点で出品されていたもの)を比較して、一番パーツが多いものを選んだら、大正解でした。今考えたら冷や汗ものの買い方をしていましたね。。

②-3:他のパーツも確認しよう

上記のパーツの他にも下記のようなパーツが入ってますので、欠品が無いかチェックしてください。一覧と名称は下記にて説明しますので、そちらを参照ください。

「Rolleikin(ローライキン)」の使い方

①パーツの一覧&名称を確認しよう(ローライキン2の場合)

  1. フィルムゲートアダプター
  2. 巻上げスプール
  3. オートマットストッパー
  4. フィルム巻き戻しアダプター(2個入ってましたが1個しか使いませんでした)
  5. カウンターノブ (同梱されていないモノが多いので注意)
  6. カウンターノブ交換用のネジ&カウンターノブの黒いシール(同梱されていないモノが多いので注意)
  7. アクションファインダー用マスク
  8. ピントファインダー用マスク

②装着してみよう

まずは、ローライコードの裏蓋を開けて、⑤カウンターノブの交換です。最初についているノブの根元にある3本のビスを外して、ノブを外します。その後ローライキンのカウンターノブを配置して、ローライキン付属のビス3本(少し長い?)を使って装着します。装着後は付属の黒いシールを貼っておきます。

次に②のフィルムスプールを装着します(120用スプール取り付けるのと同じ感じです)。次は①のフィルムゲートアダプターをカチッと奥まではめ込み、④のフィルム巻き戻しアダプターをねじ込み、③のオートマットストッパーをカチっとはめ込みます(ローライフレックスですと、ロールバーの下にくぐらせる等が必要らしいですが、ローライコード3ではロールバーの数が1本少ないようですので、写真のような感じで問題なく使えています)。

次に、裏蓋のフィルム圧版を、6×6(120フィルム用)から24×36(135フィルム用)にスライドさせで、ビューファインダーに⑧ピントファインダー用マスクをかぶせます。

まままで出来たら、135フィルム(35mmフィルム)を装着して撮影が可能です。

※横位置で撮影する際には、⑦アクションファインダー用マスクをファインダーカバー前面のポチに取り付けることで対応できます(私は使ってないので取り付けてません)。

③フィルムを装填してみよう

フィルムの装着は、他のフィルムカメラと同様な感じです。スプールにフィルムの端を差し込んでフィルムノブを回してたるみをなきように、フィルムの穴(パーフォレーション)とギアをあわせて、きちんと装填されているか確認できればOKです。

因みに、下記の写真のようにフィルムを装填したときのフィルムの方向が上向いていると、裏蓋閉じて撮影する際に、フィルム送りが固くなり過ぎて苦労しますので、下記右の写真のような方向で装着するのがおススメです。

④撮影してみよう

ローライキンでの撮影で1番常用なことが、撮影後のフィルム巻上げの「お作法」です。

お作法はこうです。撮影する(シャッター切る)⇒下記写真の①フィルムカウンターを「押して」フィルムカウンターの目盛りを進める⇒フィルム巻上げノブ(120フィルムと同様)をカチと止まるまで回す。このお作法の順番を間違うと、動かなくなり無理に操作しようとすると・・壊れる!そうです。

要注意です。

⑤フィルムを巻き戻してみよう

フィルムカウンターが最後まで到達したら、次はフィルムの巻き戻し&フィルムの取り出しです。ローライキンには、120フィルムと違い「巻き戻し」が出来る機構が備わっているのです。

[④撮影してみよう]の写真内の②のノブが「巻き戻しノブ」となります(フィルム巻き戻しアダプター装着により可能になっています)。

巻き戻す際は、上記写真①のフィルムカウンターを「押し」ながら、②のノブ(フィルム巻き戻しノブ)を巻いていきます。巻き終わったら裏蓋を開けて、フィルムを取り出して終了です!

写りを見てみよう

①モノクロ編(FOMAPAN100)※長巻からの詰め替え

おー、なんか70㎜とか80㎜くらいの中望遠で撮ってるような感覚でしょうか。縦長なのもちょっと深浅ですね!

②カラー編(MARIX Color movie NegaFilm 400Daylight)

③多重露光編

ローライコードで撮影していると、シャッター切った後に、ついつい・・フィルムの巻き上げを忘れてしまいがちです。。。そうすると、下記のような「勝手に多重露光」な写真ができあがってしまいますので、ご注意ください。※ローライフレックスはフィルムを巻き上げないとシャッター切れないらしいので、この心配はなさそうですね!

現像は通常の方法でOK(ラボでの現像やスキャナの自動判定OK)

撮影後のフィルムを、まずは自家現像してみたところ、普通の135フィルム用カメラで撮影したものと同じような感じで、EPSONのスキャナーの135用アダプターで自動判別も機能しました。

ローライキンを探そう!

《主要EC-Shop》で探してみた

Amazonには在庫が無いようです。楽天市場には1点カメラのナニワさんグループの「レモン社新宿店在庫」から出品があるようです。しかし「フィルムカウンターノブ」が交換した後のようで、元からローライフレックスやローライコードに付いている「普通のノブ」のように見えます。気になる方は「レモン社新宿店」さんに問い合わせてみては如何でしょうか。※因みに私は「レモン社渋谷店」でローライコードを購入しました。因みに、その際に色々と相談に乗っていただいたラモス店長が、今は新宿店にいらっしゃるるようですよ~。

《メルカリ》で探してみた

メルカリでは、現在2個出品されています。135フィルム用の「フィルムカウンターノブ」が装着されていないローライフレックスやローライコードに取り付けようと考えている方は、、、用注意かもしれません。※カメラ本体に左右約されている機種や個体をお持ちの方は、そこは気にしなくても良いです。

(参考)お求めやすいフィルムはこちら

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モノクロは長巻で購入するのが超コスパ良いです。下記ご参照ください。

参考情報

ローライフレックスの時間:【ローライキン】装着から撮影まで使い方を詳しく解説します!

ローライフレックスの時間:ローライキンが使えるローライコード|Ⅲ・Ⅳを詳しく解説

Sampo(山帆):ローライフレックス2.8Cとローライキン

Anything Goes (again) …:Rolleikin (ローライキンでローライフレックス3.5Fを35mm化)

カメラのマツバラ光機:Rolleikin (Rollei 純正部品) ※フィルムカウンターの説明画像あり

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