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ズイコーの写りを堪能する。ZUIKO 50mm f1.4(ズイコー)|レビュー&作例

オールドレンズ
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ZUIKOへの想い

私は、仕事の関係でオリンパスのデジカメをよく利用していました。時期的にはコンデジの出てきた時からE-M10やE-M5MK2が出てくるくらいの時期まででしょうか。※実は ZUIKO 50mm f1.4 は今回初めて覗いたんですよね。

当時はあまり他社のカメラやレンズを使っていなかったので、キレの良いズイコーの描写や、抜けが良く澄んだオリンパスブルーの写真を当たり前のように堪能していたわけです。

因みに、当時の私は、Amazonで激安で売られていた型落ちのE-PL5のダブルズームKitや後から買い足した単焦点レンズで写真を楽しんでました。

先代愛機_OLYMPUS Pen E-PL5 + 25mm f1.8

中古市での出会いは・・

沼の住人のみなさんご用達「世界の中古カメラ市」が、定期的に銀座松屋で開催されます。前回開催された「世界の中古カメラ市」に、散歩に出かけた際にフラッと寄ってみたところ、ワゴンにレンズとカメラが山積みされたジャンクコーナーが4カ所ほどありました。

その中の一番奥のジャンクコーナーに、このレンズはありました。
手に取ってみると、レンズの外観は超キレイです。期待しつつレンズを覗き込んだら、スカッとクリア!・・・な光学の中に・・・大きなカビの花がひとつ。他は凄くキレイ!!

当時、レンズのメンテナンス用具を揃え、少しずつメンテを始めていた私は、このレンズを分解メンテすれば、めちゃめちゃ綺麗なZUIKOのF1.4レンズを信じられないくらい低価格で入手できる!と、大喜びでこのレンズを連れて帰ることにしました。

因みに、このジャンクコーナーは50mm近辺の単焦点レンズが人気ようで、ズームや望遠クラスのオールドレンズは、積まれたまま売れ残ってるモノが多いようです。


有名なヤツだったらしいです

さて、憧れのZUIKOのf1.4を持って意気揚々と帰宅。早速GoogleでZUIKOバラシの先輩方のBlogを探し、その手順にそってバラシにかかります。

銘板外して、前玉外して、、、あれ、大きなカビは一番真ん中の中玉の裏側のようです。では、中玉へいこう。

 んっ! 

ビクとも動かないぞ!!!! まったく歯が立ちません。隙間に無縁エタノールを垂らして様子を見たりしましたが、全く動く気配がありません。

ということで、再度、、、Googleで ZUIKO 50mm f1.4 バラシの先輩方のBlogを探してみると、、、このレンズに限らずZUIKOのレンズは『バラセナイ』で有名なレンズらしいのです。

なにやら、緩まない(バラせない!?)ように接着剤で止めてある修理屋さん泣かせのレンズらしく、お店によっては受け付けてくれない代物らしいのです。

剥離剤を使えばイケるというBolgや、トンカチでガンガンやれば緩んでくるというものまで諸先輩方の奮闘記を参考に、結構頑張ってみたのですがビクともしなかったので万策尽きて諦めることにしました。プチプチにくるんで、、、今は、机の奥の方にあるはずです。

最初に見たブログは、たまたまその人のZUIKOは、誰かが一度分解修正したもので、接着剤の関門を突破した個体だったようです。


ZUIKO 50mm f1.4 リベンジマッチ。

ズイコーの失意から数か月後、行きつけの新宿・北村写真機館のジャンクフロアにて、再び、、激安の ZUIKO 50mm f1.4 と出会いました。
全体的に塵が多そうな感じですが、曇りや大きなカビなどはなさそうです。これなら絞りを開け気味で使えば問題なさそうです。ということで、リベンジ決定です。

今度は、バラさずにそのまま利用します。
ようやく憧れのZUIKOを使える日がやってきました。

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オリンパス・ブルー

見てください!!このスカッと澄んだオリンパスブルー!惚れ惚れします。

キレの良い写り

絞りを開けても閉じても、キレのある写り! あああ素敵。


透明感のある虹ゴースト&ボケ

この透明感のある虹ゴースト如何ですか? 私は大好きです。

玉ボケ&フレアーを楽しめます(ZUIKO 50mm f1.4)

マウント変換アダプター

このOlympusのオールドレンズである ZUIKO 50mm f1.4 は、OMマウントという規格になっています。このOMマウントからカメラ本体への変換アダプタを購入すれば、ミラーレス一眼で利用できるようになります。

このマウントのレンズを、私が利用しているソニーのα7で利用するには、ソニーのEマウントというものに変換しなければなりません。その方法は大きく2種類です。


① 直接変換できるマウント変換アダプター

「OMマウント⇒ソニーEマウント」の変換アダプターを入手する
レンズとカメラの間にこの変換マウントを連結していけば、α7でZUIKOレンズが利用できるようになります。※MF(マニュアルフォーカス)でオールドレンズを利用できます。


②AF化して使うためのマウント変換アダプター

私はこのレンズを下記のように、MF(マニュアルフォーカス)レンズをAF化(オートフォーカス)ができる電子マウントアダプターを利用しています。

「OMマウント⇒ライカMマウント」の変換アダプター
  +
「電子マウントアダプタ ※ライカMマウント⇒ソニーマウント」

上記の2種を入手すると、OMマウントのZUIKOレンズをα7で利用できるようになります。
①「レンズ」+②「OMマウント⇒ライカM変換マウント」+③「電子マウントアダプタ」+④「カメラ」の順番でつなげると、OMマウントのレンズをまるでAFレンズかのように利用できます。

オールドレンズをAF(オートフォーカス)で利用したいときは、この方法になります。



今回のレンズ情報

メーカー:オリンパス光学(現OM SYSTEM)
名称/ブランド名:ZUIKO (ズイコー)※瑞光
※後期型−II OM MC ZUIKO AUTO-S 50mm f1.4
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:50㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:6群7枚
絞り:f1.4~16
絞り羽:8枚
フィルター径:49mm
重さ:230g
最短撮影距:0.45m
マウント:OMマウント(OLYMPUS)
製造国:日本
生産時期:1983年~
相場:(Used)4,000~30,000円程度
特技/特記:
備考:

※G.ZUIKO 55mm F1.2のレビュー記事はこちら


参考になるページ

出品者のひとりごと:◎ OLYMPUS (オリンパス光学工業) OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 50mm/f1.4《前期型》(OM)

ねこの空中散歩:OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.4 ジャンクレンズ分解修理

光学研究所:Olympus OM G-Zuiko AS 50mm F1.4 修理記録

フィルムカメラ修理のアクアカメラ:Olympus OM-SYSTEM 50mm F/1.4の分解

OLYMPUS OM G.ZUIKO 50mm F1.4の修理

修理人たぐちの徒然日記:OM-SYSTEM G.ZUIKO 50/1.4 編

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