世の中には、次々と新しいレンズが登場します。高画素化に対応したキレッキレのレンズ、息をのむようなボケ味のレンズ…。でも、そんなキラ星のような新製品の中にありながら、発売から時間が経っても、決して色褪せることなく多くの人たちに愛され続ける「銘玉」というレンズが存在します。
今回ご紹介するのは、まさにそんな一本。OM SYSTEM(旧OLYMPUS)が誇るスナップシューター「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」です。
今回は、OM-SYSTEMさんからお借りしているOM-1MKⅡにこのレンズを装着して、いろいなな場所で撮影してきましたので、その写真も踏まえて実写レビューも入れておきますね!
※このレビューは「OM-SYSTEM」さんから、レビュー用に貸し出していただいたカメラ&レンズを使わせて頂き書いています。ありがとうございます!! 貸出しに当たっては、レビューに内容に関する指示などありませんので、いつものように、このカメ&レンズをガッツリ楽しみながらレビューを書かせていただきました。
※今回は、今はやりの生成AIに「当サイトのレビュー記事」を参照しながら、この記事を執筆してもらいました。参考に書いてもらったのですが、だいぶん雰囲気がかわりますね~。でも、これも楽しい感じだったので、今回は生成AIのスタイルをフューチャーして執筆してみたいとおもいますので、どうぞお付き合いいただければと思います。
■ポケットに忍ばせる、金属の塊感という喜び
まず、このレンズを手に取って思うのは、「なんて軽くて、コンパクトなんだ!」ということ。そして、その小ささからは想像もつかないほどの、ひんやりとした金属外装の凝縮感。このギャップがたまりません。



プラスチック製のレンズにはない、確かな質感と所有欲。カバンに放り込むのではなく、まるで大切なガジェットのように、そっとポケットに忍ばせて街に出たくなる。そんな気にさせてくれるレンズです。
OM-Dシリーズのようなクラシカルなデザインのカメラはもちろん、PENシリーズのようなスタイリッシュなカメラにも不思議なほどマッチする、普遍的なデザインも魅力の一つですね。






■魔法のリング「スナップショットフォーカス機構」
そして、このレンズをただの「写りが良い単焦点レンズ」で終わらせない”こだわり”機能が「スナップショットフォーカス機構」です。

やり方は簡単。レンズのフォーカスリングを、カチッと手前にスライドさせるだけ。すると、AF(オートフォーカス)からMF(マニュアルフォーカス)に一瞬で切り替わり、レンズ鏡筒に刻まれた距離目盛りが姿を現します。
例えば、この目盛りを「2m」に合わせておけば、レンズは常に2m先にピントが合った状態になります。あとは撮りたいと思った瞬間に、被写体との距離感だけを頼りにシャッターを切るだけ。AFが被写体を探して迷う時間はゼロ。まさに「見たまま、感じたまま」を切り取ることができるのが魅力です。
ストリートフォトなどで、あえて自分の感覚でピントを固定して撮影したいときにも最適ですよね!
因みに、最新の2型は防塵防滴対応になった代わりに、この「スナップショットフォーカス機構」がなくなっちゃいました。。

■写りを見てみよう(実写レビュー)
さて、機能面がいかに優れていても、肝心の写りが良くなければ意味がありませんよね。ご安心ください。このレンズの写りは、多くのユーザーを虜にしてきただけの説得力を持っています。
ライブNDを楽しみまくれるレンズ
今回は、最新のOM SYSTEMフラッグシップ機「OM-1 Mark II」にこの「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」を装着し、新宿の街をスナップ撮影してきました。特に印象的だったのが、「ライブND」機能との組み合わせです。
例えば、人通りの多い交差点で、NDフィルターを使用せずに長時間露光のような効果が得られる「ライブND」。この機能を活用することで、行き交う人々を流れるような線で表現し、街のエネルギーと時間の流れを一枚の写真に凝縮することができました。




NDフィルターの地用説明は、多くは川や滝の流れを表現するための説明が多いと思いますけど、ストリートフォトで、こんな使い方も実は大好物なんですよね!
《ライブNDについて》※公式サイトからの引用
スローシャッター効果 を堪能する
複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばし、高輝度下でもスローシャッター効果を簡単に実現するライブND撮影機能が ND128まで対応 (ND2~ND128 7段階)しました。
レンズを問わず、全てのレンズでスローシャッター効果が得られます。短いシャッター速度を複数枚合成することで1画像分のシャッター速度を実現しているため、減光がなくノイズを低減する効果もあります。S / Mモードで使用可能です。

ライブGNDのキレ良い写りなことよ。
今回利用しているOM-1には、ライブNDの他に「ライブGND」という、グラデーションNDフィルターをカメラ内でシミュレーションして再現できるハイテク便利機能が内臓されています。これが実に便利なので、少しご紹介しておきますね。



※グラデーションは上からかけています(上の方が濃くなるグラデーションフィルターが掛かっています)
《ライブGND(グラデーションND)について》※公式サイトからの引用
風景写真を極める
ライブGND撮影は明暗差の大きな撮影シーンを美しく表現することができます。
複数枚の画像を高輝度部と低輝度部で異なる合成を行うことで、美しい作品に仕上げます。
GND段数(2, 4, 8)、フィルタータイプ(Soft, Medium, Hard)、フィルター効果の境界位置をファインダーをのぞきながらカメラで自在に操ることができます。
超広角や魚眼レンズなど、全てのレンズでGNDフィルター効果を得ることができる、風景写真に極めて有効な撮影機能です。P / A / S / Mモードで使用可能です。

解放の写りが癖になる。
開放F1.8での撮影では、近所の雑草をパシャパシャとしてみました。ピントの合った箇所と、背景の緑は柔らかなボケが良い味をだしてくれます。
また、街中でも開放で撮影しても、シャープで透明感のあるキレ良い写りを披露してくれます。コンパクトサイズの1世代古いレンズですけど、やっぱり素敵な写りのレンズだと改めて実感しました。







■まとめ:M43(マイクロフォーサーズ)ユーザーのカメラバックに忍ばせてほしい逸品。
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8は、こんな人におすすめです。
- ストリートスナップ/フォトに挑戦したい人
- もっと気軽に、フットワーク軽く写真を楽しみたい人
- AFの速度だけではない、「撮るプロセス」そのものを楽しみたい人
- 所有欲を満たしてくれる、質感の良いレンズが欲しい人(しかもお得に)
発売から時間は経ちましたが、その価値は全く色褪せていません。むしろ、小型軽量なマイクロフォーサーズシステムの思想を、最も純粋な形で体現しているレンズと言えるかもしれません。
もしあなたが「なんだか最近、カメラを持ち出すのが億劫だな…」と感じているなら、ぜひこのレンズを試してみてください。きっと、忘れていた「撮る楽しさ」を思い出させてくれるはずです。
今なら在庫処分で、きっとお得に狙えるはずです。
あ、OMシリーズと一緒にアウトドア志向でしたら、防塵防滴のⅡ型をぜひ!


■スペック
スペック | M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 |
焦点距離 | 17mm (35mm判換算 34mm) |
レンズ構成 | 6群9枚(DSAレンズ、非球面レンズ2枚、HRレンズなど) |
開放絞り | F1.8 |
最小絞り | F22 |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.08倍(35mm判換算 0.16倍) |
フィルター径 | 46mm |
防塵防滴 | なし |
大きさ | ø57.5 x 35.5mm |
質量 | 120g |
主な同梱品 | レンズキャップ LC-46、レンズリアキャップ LR-2、取扱説明書、保証書 |



■参考情報
この記事を書くにあたり、以下の素晴らしいレビュー記事も参考にさせていただきました。感謝!
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