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一芸マスター現る!CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)(レビュー&作例)

オールドレンズ
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超フレアー写真との出会いから

この CANON 50mm f1.4 Ⅱ というレンズは、Instagramのフォロワーさんから、ゴースト&フレアーが素敵なレンズとして教えてもらったものです。その後某オークションサイトで物色して、状態が良くてリーズナブルなものを入手することが出来ました。

最近はオークションで「実用品」という記載のもと、曇り&カビがいっぱいのものが送られてくることも多いので、この時は良い出品者の方に出会えてよかったです。

最近は、そのようなレンズにあたってしまった際は、ある程度は自分でメンテナンス出来るようになってきたのですが、レンズによっては「接着剤で固定してある」部分があって分解してメンテナンス出来ないモノもある為に注意が必要です。

ですので、レンズの購入前にGoogle先生で「XXXX(レンズの名前)、分解」等で検索して、ちゃんとメンテ(分解清掃)できそうかを確認してから入手するように心影ている次第です。

おっと、話をこのレンズのことに戻しましょう。


CANON 50mm f1.4 Ⅱ L39 というレンズについて

このレンズは、Canonのレンジファインダーカメラの標準レンズとして1959年に発売されたもののようです。見た目もほぼ同じ「CANON 50mm F1.4 I」が1957年に発売されているので、マイナーチェンジ版なのでしょう。

レンジファインダー用のレンズなのでフルサイズ対応でもコンパクトなレンズです。しかし、手に持ってみると少しずっしりと、レンズの塊感の重みを感じます。

マウントはLaicaのL39 マウント(スクリュータイプ)で、当時のレンズでは多く利用されているマウントのようです。この時期にL39 マウントを採用している国産のレンズは「国産ノンライツ」レンズと呼ばれていおり「国産ノンライツ沼」というジャンル!?もあるそうですので要注意!?です。

絞り羽は9枚で、少し絞るとギザギザの「手裏剣?」のような形状になります。その状態で撮影すると、「星ボケ」で有名な「Industar-61L/Z」のように「星形」のボケを用いた可愛い写真を撮ることが出来ます。

まあ、絞っていっても丸ボケする方が好きなのですが、星ボケも可愛い写真になるので、これはこれで良いかなという感じです。


写りを見てみよう

美しい虹ゴーストが最高だ。

このCANON 50mm f1.4Ⅱ というレンズは、キレイな色の虹ゴーストが出せます。これだけでもGETする価値ありでは!?と思うくらい良い感じです。
そして、各種フレアー&ゴーストが出し放題!!! とにかく逆光のポジション取りをして、色々な角度でレンズに光を入れていってみてください。もう特殊効果のような美味しい効果が出まくります。

CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_虹ゴースト1
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_虹ゴースト2
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_虹ゴースト3
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_虹ゴースト4
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_ゴースト&フレアー効果いっぱい

美しい背景ボケを堪能。

このレンズは、とても小さいのですが、実はf1.4という大口径レンズです。ということで美しい背景ボケも楽しめます。写りやボケ方も「流石キヤノン」って感じでキレイな線や発色で映してくれています。「和」の色を感じる発色でしょうか。また、絞りがf2.8~8くらいまでは手裏剣/星ほけも楽しめますの。

CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ①
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ②
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花(桜)&きれいなボケ③
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ④
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ⑤
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ⑥
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ⑦※星ボケ
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&きれいなボケ⑧(樹木)

普通にとっても良いレンズ!

CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_街&エスカレーターに乗るサラリーマン
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_街&ビル建築中の大型クレーン
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_街&樹木(桜の木※花が散った後)
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_花&桜の木
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_街&古びた外見の建物
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_フェンス
CANON 50mm f1.4Ⅱ(L39マウント)作例_街&スターバックスの一コマ

マウント変換アダプター

この CANON 50mm f1.4 Ⅱ をカメラに繋げるマウントは、Laicaスクリュー/L39/ライカL(以降L39 と記載) などと呼ばれるマウント規格になっています。このL39マウントを各カメラのマウントに合致させるための「変換マウント」を用意すれば、ミラーレス一眼で利用できるようになります。

このCANON 50mm f1.4 Ⅱ を、私が利用しているソニーのα7で利用するには、ソニーのEマウントという規格ものに変換しなければなりません。その方法は大きく2種類です。

① 直接変換できるマウント変換アダプタ

「L39マウント⇒ソニーEマウント」の変換アダプターを入手する
レンズとカメラの間にこの変換マウントを連結すれば、α7で CANON 50mm f1.4 Ⅱ が利用できるようになります。※MF(マニュアルフォーカス)でオールドレンズを利用できます。

②AF化して使うためのマウント変換アダプター

私はこのレンズを下記のように、MF(マニュアルフォーカス)レンズをAF化(オートフォーカス)ができる電子マウントアダプターを利用しています。

「L39マウント⇒ライカMマウント」の変換アダプター
  +
「電子マウントアダプタ ※ライカMマウント⇒ソニーマウント」

上記の2種を入手すると、CANON 50mm f1.4 Ⅱ をα7で利用できるようになります。
①「レンズ」+②「L39マウント⇒ライカM変換マウント」+③「電子マウントアダプタ」+④「カメラ」の順番でつなげると、 CANON 50mm f1.4 Ⅱ をまるでAFレンズかのように利用できます。オールドレンズをAF(オートフォーカス)で利用したいときは、この方法になります。

★マウント変換については、こちらも参考に!★


今回のレンズ情報

メーカー:CANON
名称/ブランド名:CANON 50mm F1.4 II
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
焦点距離:50㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:4群6枚(ガウスタイプ)
絞り:f1.4~22
絞り羽:9枚
フィルター径:48mm
重さ:246g
最短撮影距:1m
マウント:L39マウント(ライカL/ライカスクリュー マウントとも言う)
製造国:日本
生産時期:1959年(昭和34年)
相場:(Used)2,0000~30,000円程度
特技/特記:
備考:


他のキヤノンレンズ


参考になるページ

キヤノンカメラミュージアム:CANON 50mm F1.4 II

収差LOVE:Canon 50mm F1.4 II (L39) 外観レビュー

収差LOVE:【フィルム作例】Canon 50mm F1.4 II (L39) 実写レビュー

mglss studio photography blog:Canon 50mm F1.4 II (M39, L Mount) の修理

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