「いつかは M型 Leica(デジタル)」。「いつかはクラウン」という昔のキャッチコピーのように唱え続けて早数年。おそらく私以外にも”そんな感じ”の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな私が、突然「Leica M10」オーナーとなりましたので、今回はライカM10についてレビュー(初期レビュー)してみたいと思います。
Leica / ライカ のお買い得な時期とは!?
私の仮説なのですが、Leica製品には「お買い得プライス」となる時期があります。それは、次の機種(カメラやレンズ)が発表される前後です。実は、この仮説のようなタイミングで、Leicaのレンズやカメラを、かなりお得にGETすることができましたので、ある程度信憑性があるのではないかと思います。
その理由なのですが、ライカ製品に限らず多くの商品では、次の機種が発売されると前の機種が大きく値下がりします。ライカのような高額商材の場合その下落幅も大きい為、次のモデルが発表されると噂の日程が近づいてくると「下取り価格」「中古での販売価格」が下落する前に売却し、次のモデルに乗り換える方が一定数いらっしゃるようです。M型の本体ですと1世代、2世代前(M型の番号で)のオーナーの方が一気に乗り換えられるようです。
因みに、M11を例に見てみると、M11 ⇒ M11-P ⇒ M11-Mono(モノクロ専用モデル)⇒ M11-D(背面液晶ナシ)⇒ M12(New!)というようにマイナーチェンジを繰り返し、約4年後に新生代のモデルが登場するのが最近のパターンらしいです。
ということで、2025年がその年との事で、そろそろ動きが出てきたている感じがします。※最新の噂情報によると、M12は2025年には出ないとの話もあるようです。
今でしょう! Leica M10 / ライカM10 の買い時は!?
とはいえ、オークションや中古カメラ店の中古相場をみていると、ライカM10ユーザーを中心に大移動が始まりつつあるようです。因みに、このレビューを書いているのは2025年3月3日です。
さらに、先日からMAPCAMERAで世継早に始まっている、特別割引セールや、CP+連動夜市、決算セールで、なんと Leica M10 が某オークション顔負けの価格に割引されて販売されているのです。
そして、それに合わせて現在ヤフオクやメルカリでも、価格が下がった M10 が一気に出品されています。この流れは暫くすると(一巡すると)解消し、流通量も少なくなるようです。

私の想像ですが、新製品が出るタイミングに合わせてユーザー(オーナー)の入れ替わりが起こっていると感じています。今回は、発売時にM10を購入したオーナーがM12が発売される前に(値崩れする前)M10を手放しM12予算を準備する、そして大量に放出されたM10を、私のように「価格が下落したM10」を購入し、新たなオーナーになる感じで、オーナーの入れ替わりが発生するのです(きっと)。ですので一巡すると落ち着くと感じています。
実は、同様の現象を、同じくLeicaの高級レンズである SUMMILUX(ズミルックス)で体験しているので、今回もそうなるのではないかなあと想像しています(あくまで私の体験に基づく想像ですよ)。その時のことは下記のレビューに記載してますので、興味のある方は是非ご覧いただければと思います。
Leica M10 / ライカM10 について
ちょっと、今回は流行りに乗って、Leica M10 についてMicrosoft版の生成AIであるCopilotくんに説明してもらいましたよ。まだまだ、しれっと間違いを混ぜて回答してくる所がニクイですねええ。。。
Q:Leica M10 について教えて
A:Leica M10は、ドイツの光学機器メーカーライカが2017年2月に発売したデジタルレンジファインダーカメラです。35mmフルサイズ相当のCMOSセンサーを搭載し、有効画素数は2,400万画素です。ISO感度は100から50,000まで対応し、クラシックなデザインながら高性能を誇ります。真鍮製のボディは堅牢(※間違い)で、手に馴染むサイズ感が特徴です。操作は基本的にマニュアルで、写真撮影に必要な要素を直感的に設定できます。
※正解:「ライカM10」のボディは高強度なマグネシウム合金製のフルメタルで、トップカバーとベースプレートは無垢の真鍮から削り出しています。
Q:Leica M10の特徴について詳しく教えてください
A:Leica M10の特徴について詳しく説明しますね。
- スリムなボディ: Leica M10は、M型フィルムカメラのようなスリムなボディを持ち、トップカバーの奥行がわずか33.75mmと非常にコンパクトです。
- 広いISO感度域: ISO 100から50,000まで対応し、低照度環境でも優れた描写性能を発揮します。
- ISOクリックダイヤル: トップカバーに設けられたISOクリックダイヤルにより、メニュー画面を呼び出すことなくISO感度を設定できます。
- 直感的な操作性: カメラ背面の操作部は十字キーと「プレイ」、「ライブビュー」、「メニュー」の3つのボタンのみで、基本的な設定にすぐにアクセスできます。
- 最適化されたビューファインダー: 視界が30%広がり、ファインダー倍率が0.73に引き上げられ、アイレリーフも50%大きくなっています。
- 高速連写性能: 最高5コマ/秒の連写が可能で、決定的な瞬間を逃しません。
- 新しいイメージプロセッサー: 最新世代の「LEICA MAESTRO II」を採用し、卓越した描写力を実現しています。
- 優れた耐久性: 高強度なマグネシウム合金のフルメタルボディと、無垢の真鍮から削り出したトップカバーとベースプレートを持ち、液晶モニターのカバーガラスには「Corning® Gorilla® Glass」を採用しています。
- Wi-Fi機能: M型デジタルカメラでは初となるWi-Fi機能を搭載し、撮影した画像をiOS機器へワイヤレスで転送できます。
これらの特徴により、Leica M10はクラシックなデザインと最新の技術を融合させたカメラとなっています。興味深いですね!

Leica M10 といえば、M10-P というプロ仕様の改良型モデルの方が人気です。見た目と性能がアップしており、お金が許すならそちらがおススメですかね。。
シャッター音も大きく異なり、M10が「カシャコン」「カシャコン」という音に対し、M10-Pは「コトン」「コトン」とシャッター音が小さくなっています。ここは好みで!
因みに私は、MAPCAMERAさんで両方を比べさせてもらったらM10-P の音が好きだったのですが、価格差を考慮してM10を選びました。でも、実際に使ってみるとノープロブレム!むしろ心地よく感じています。
また、このような動画もありましたので、併せてご参考に!
Leica M10 開封の儀 (お約束のアレです)
はい。我らが防湿庫、MAPCAMERAさんから”例の箱”が届きました。そして、その中からあのグレーの箱(赤いパッチのマークのついた)が登場です。
その箱を開けると、、あらビックリ。
パカパカと四方に開きます。その中から引き出し付きのミニタンスのような箱が登場します。一番上のグレーの箱の中に「M10本体」、2段目には「取扱説明書」、3段目には「充電器」「充電バッテリー」が入っています。






今回我が家にやってきたのは、Leica M10 ブラッククローム です。本当はシルバークロームが良いかな~なんて思っていたのですが、ブラッククローム を手にしてみると、あまりの素晴らしさに息を呑むほどです。とにかく質感が素晴らしいです。これだけでも他のカメラとは別次元の「高級ブランド」と認識させてくれます。いやああ、、この質感、ビルドクオリティは凄いなああ。



そして、手にして触っていると、レンジファインダーの前面のガラスと、背面の液晶パネルが指紋でびっちりになります。そうなんです。指紋がとても付きやすいのです。
ということで、直ぐに我らがAmazonで「保護フィルム」を調達です。到着して貼り付けたら指紋は付きにくくなり、気にならなくなりました。ガラス面保護&指紋対策に「保護フィルム」を本体と一緒に買いそろえておくのをおススメします。
写りを見てみよう(作例/実写レビュー)
では、いつものように写りを見ていきたいと思います。購入してまだ使いこなせていないタイミングで撮影した写真で恐縮ですが、いってみたいと思います。
Leica Summicron 50mm f2 (沈胴ズミクロン、山崎磨き)

ライカといえばズミクロン、ズミクロンといえばライカ、というようにライカを代表するレンズである「ズミクロン」の昔のタイプで「沈胴式ズミクロン」と呼ばれるレンズをM10に装着してみました。
因みに、今回利用したレンズは「山崎磨き」と呼ばれる、レンズ磨きの達人によるものです。※詳細は下記のレビュー記事をご覧ください。
この「沈胴式ズミクロン」をLeica M10 ブラッククロームに装着すると超カッコ良いのです。
ブラックのボディにシルバーのレンズ、しかもズミクロン!! あまりのカッコ良さに痺れます。
そして写りも、ほんと素晴らしい!ブラボー!




LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.

「ノクチ」の愛称で知られる、ライカの「特別枠」的なポジションのレンズが「ノクティルックス(NOCTILUX)」で、絞り値がF0.95~F1.25の大口径レンズにその名称が付けられます。この「ノクチ」の中で初代のf1.2のレンズを、中国の投資家である周さんが立ち上げた「Light Lens Lab」というメーカーで忠実に復刻したのが「周ノクチ」と呼ばれるレンズで、本家ノクチの写りをリーズナブルな価格で(本家と比べて)楽しむことが出来る嬉しい逸品です。※詳細は下記のレビューをご覧ください。




Light lens lab M 35mm F2 ( 周八枚 )

こちらも、上記の「周ノクチ」同様に、超高額で流通している、ライカの伝説のズミクロン35mmの8枚玉レンズを周さんの「Leight Lens Lab」で復刻したレンズで、とてもキレの良い写りをしてくれます。※こちらのレンズの詳細は下記レビューをご確認ください。




併せて買いたいもの
保護フィルム




サムレスト


視度補正レンズ




シャッターボタン/レリーズボタン




バッテリー


あと、こちらはWebで後悔されているレビュー記事で発見したのですが、純正の充電器でモバイルバッテリーから充電できるように変換してくれるケーブルとのこと。昨夜Amazonさんから到着したので、今度試してみますね!


ボディケース




書籍
参考情報
M型ライカ(デジタル)初めての方用の動画ですね! (MAPCAMERAさん)
アトリエライカ:Leica M10 レビュー
Photo Yodobashi:LEICA M10 | SHOOTING REPORT
フジヤカメラ:Leica M10 レビュー × 写真家 サトウヒトミ | fall in Leica「Leica M10」
KASYAPA for MAP CAMERA: LEICA M10
LEICAのある生活:【レビュー】Leica M10 一年使用レビュー
orefolder:Leica M10 レビュー:約1年メインカメラと使用してみて、写真撮影体験を考え直させられる
デジカメWatch:ライカM10-PとライカM10-R、どちらを選ぶか?
Shasha(カメラのキタムラ):ライカ M10-Rレビュー|コムロミホ
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