今回ご紹介するのは、新進気鋭の中国メーカー「SG-image(深光光学)」が世に送り出した、驚異のコスパを誇る中望遠レンズ、SG-image AF85mm F1.8です!
「85mm F1.8」と言えば、ポートレート撮影の定番中の定番。高性能な純正や、勢いのあるサードパーティーレンズメーカーから新製品が続々投入される激戦区です。
この激戦区に、あの「ファントムレンズ(★や♡、雪の結晶型のボケが撮れる)」で話題になった、SG-imageも名乗りを上げてきました。
ということで、今回はこのレンズについてじっくり見ていこうと思います!
※このレンズは、「SG-image」の輸入代理店である「2ndfocus」さんからレビュー用に貸し出しいただいて書いています。貸与に当たっては、レビューに内容に関する指示などは一切ありません。ということで、いつものように、このレンズをガッツリ楽しみながらレビューを書かせていただきました。
SG-imageについて
SG-imageは、2023年に中国深圳で設立されたばかりの新しいブランドですが、実は某メーカーのODMメーカーとして10年以上の実績を持つ光学技術の実力派です。日本では「ファントムレンズ」などで話題になっており、いつもコスパ最高のレンズを送り出しています。

SG-image AF85mm F1.8 について
今までもコスパ最強クラスのレンズを世に送り続けていたSG-imageさんの最新作は、85mmで「中望遠」と呼ばれる焦点距離で、ポートレート用レンズとしても人気のカテゴリです。
この価格で「フル装備」載せてきた!
見た目(デザイン)は、今までのSG-imageさんのレンズと同じ流れながら、なんと「絞りリング」「AF/MF切り替えスイッチ」「ファンクションボタン」「USB-C端子」という、この価格帯ではお目にかかれなかった機能をがんばって載せてきました。先日発売された「VILTROX AF 85mm F2.0 EVO」に合わせてきた感じでしょうか。しかもこちらはF1.8ですし! なかなか頑張ってますよね!それにしても、中国製レンズメーカーの勢いはすごいですね。。


コストダウンの努力を感じる作り
しかし、ワンランク上クラスの機能はできるだけ入れながら、随所にコストダウンを頑張った工夫が見て取れます。「絞りリング」はクリック無し、「AF/MF切り替えスイッチ」「ファンクションボタン」等の質感は少しチープに感じます。とはいえ、この価格帯のレンズにがんばって機能を盛り込んできたのです。もう、これは仕方がないと納得してしまいます。

サクサク撮れる”写りの良さ”
肝心の写りは「普通によく写る」「扱いやすい写り」と感じます。気持ちよくサクサク撮れる感じが良いですね。詳しくは後述しますね。
レンズ構成は、9群11枚 (高屈折率レンズ3枚、EDレンズ1枚含む)と、しっかり作り込んできてるのも好感度高いです。



《メーカーからの情報》※販売ページからの引用
クリーミーなボケ感、手に馴染むミドルサイズ。
「SG-image AF 85mm F1.8 STM」は、35mmフルサイズ対応の中望遠単焦点レンズです。ポートレート撮影に適した85mmの焦点距離と大口径F1.8の明るさにより、浅い被写界深度を生かした立体感のある描写と、柔らかくクリーミーなボケ表現を実現します。ステッピングモーター(STM)を採用したオートフォーカスは 静かで滑らかな駆動を実現し、動画撮影環境でも扱いやすい仕様です。9群11枚構成(高屈折率レンズ3枚、EDレンズ1枚を含む)の光学系とコーティングにより、開放から高いコントラストと抜けの良い描写を確保。軽量設計とフルメタル外装による高い剛性感を両立し、ミラーレスボディとのバランスに優れた一本として、日常スナップから本格的なポートレート撮影まで幅広く活躍します。







開封の儀
レンズのレビューと言えば、お約束の「開封の儀」を、当レビューでも簡単にしておきますね!


今回は黒基調の外箱(いつもは白基調だったような)に、黒い内箱です。

レンズのフル装備ともいえる機能に予算を全振りしたのか、他のSG-image製レンズと比して、付属品のコストをギリギリまで抑えたことが伺えます。
このレンズの写りを見ていこう
さて、気になるのはやはり「写り」ですよね。
このSG-image AF85mm F1.8は、一言でいうと「普通によく写る」「扱いやすい写り」のレンズです。高級レンズのような『凄み』があるわけではありませんが、美しいクリーミーなボケが魅力です。あと、とても素直でクリアな描写でサクサクとテンポよく撮影できるのが印象的でした。
※作例は、ファイルサイズの関係で解像度を落として掲載しているので、実際の写りの方が圧倒的によく写ってますことをご承知おきくださいませ。
素直でクリアな描写と「光の捉え方」
私が特に気に入ったのは、その「光の捉え方」です。
撮っていて気持ちよく、サクサクとテンポよくシャッターを切りたくなるような、変な癖のない描写が魅力です。この絵つくりはSG-imageさんのレンズの特徴というか味付けなんでしょうね!



ボケが楽しい!!
開放F1.8のボケ味85mmという中望遠の焦点距離とF1.8の開放F値が相まって、とろけるような美しい(クリーミーな)前ボケ&後ボケを手軽に楽しめます。
最短撮影距離は0.8mと標準的ですが、ポートレートやテーブルフォト、花など、被写体を際立たせたい場面では、そのクリーミーなボケが威力を発揮してくれます。ピント面からボケへの移行もなだらかで、自然な立体感を演出してくれるのも好印象でした。




フィルム調(FL)で楽しむ
私の愛機であるSONY α7ⅳで使う際、クリエイティブルックの「FL(フィルム調)」がとてもFITしました。この組み合わせで、さらに気持ちのいい、ノスタルジックな雰囲気の写真を量産できますよ!
※因みに、今回撮影した写真は、ほとんどがクリエイティブルック「FL」でした。



こんな人におススメ
コスパの良い中望遠は、なかなか激戦区のカテゴリなので、ここはご自身の好みで選んでみてはいかがでしょうか。SG-image AF85mm F1.8 は、下記の点に興味がある人には興味深い選択かもしれませんよ!
- 手軽な、単焦点の中望遠レンズが欲しかった人
- SG-Imageの絵作りに興味を持った、惹かれる人
- そして、クリーミーなボケ!という言葉に心動かされる人!!
SG-image AF85mm F1.8 の仕様/スペック一覧

| 製品名 | SG-image AF 85mm F1.8 |
| 対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
| 焦点距離 | 85mm |
| 開放絞り/最小絞り | F1.8 / F16 |
| レンズ構成 | 9群11枚 (高屈折率レンズ3枚3枚、EDレンズ1枚含む) |
| 絞り羽根 | 8枚 |
| 最短撮影距離 | 0.8m |
| フィルター径 | 58mm |
| 質量(Eマウント) | 約380g |
| 発売時期 | 2025年 |
| 実勢価格 | ¥48,600(税込み) (2025/12時点) ※2ndfocus ECサイト |
| その他/備考 |
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まだ発売日当日なので、めぼしいレビュー記事は無いようです。暫くして、レビュー記事がいっぱい出てきたら、それらの中から厳選してご紹介したいと思います。














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