最近大人気のデジカメ(コンデジ)といえば「FUJIFILM X100Ⅵ」と「RICOH GRⅢ」があげられると思います。数か月前に「FUJIFILM X100Ⅴ」を利用することができたので、もうひとつの人気機種「RICOH GRⅢ」も使ってみたくてウズウズしていたのでした。そこで、年末年始という休みが多くてガッツリ試せるタイミングで「RICOH GRⅢ」を1か月レンタルしてみることにしました。ということで「つかってみた」という体験記を書いてみたいと思います。レンタルは「FUJIFILM X100Ⅴ」を利用するフォトウォークで利用した『GOOPASS』さんです。
「GOOPASS」で「RICOH GRⅢ」を借りてみた
GOOPASS(グーパス)って何?
GOOPASS(グーパス)って、何かというと、カメラやレンズのレンタルサービスです。数日のスポットレンタルから、月単位でのサブスク型のレンタルまで、その時の用途に合わせてレンタル出来る便利なサービスです。
公式サイトの説明では、『500種類以上の人気機材をフラッグシップ機も入れ替え放題、複数プラン利用なら組み合わせも自由!最新のミラーレス一眼、交換レンズ、ドローンやアクションカメラなどWEBで簡単予約&ご自宅までお届け、返却期限なく、何回でも入れ替えレンタル可能』とのことです。
※GOOPASSについては、別途記事を書こうかと思ってますので、今回はあっさりしておきますね。
『GRⅢ』を借りてみよう
今回は、お目当てのGRⅢがレンタル可能だったので、1か月のサブスクPlanで借りてみました(自動更新されるから要注意ですね)。GOOPASSでは、カメラやレンズの金額(販売金額)に合わせて、レンタル料金がLv1からLv9まで設定されています。
因みに、今回のGRⅢは「Lv2」で11,980円/ 月となっています。
レンタルするには、①会員登録する、②借りたいカメラやレンズを選ぶ、③月単位で借りる「サブスク」プランか、1泊2日から任意の期間でレンタルできる「ワンタイム」プランのどちらかを選び、お届け日程を選択して申し込みます。すると、④指定した商品が届きますので利用可能になります。
返却は、指定された場所に、期限に間に合うように送り返せばOKです。
GRⅢについて
どんなカメラなのか? ※GOOPASSの商品説明より引用
リコーのこだわりが詰まった「入口が広く、奥が深い」高級コンデジ
「RICOH(リコー)GR III」は、2019年3月15日に発売されたハイエンドコンパクトデジタルカメラ。販売価格は、120,375円(2023年6月23日 カカクコム調べ)。
一眼レフカメラも多数展開するリコーの高級コンデジとして不動の人気を誇り、無駄のないシンプルかつコンパクトな設計でも知られる「GRシリーズ」の、3代目に位置付けられるモデルです。
有効画素数は約2424万画素。APS-C対応のCMOSイメージセンサーと原色フィルターを搭載し、リコー伝統のフルサイズ換算28mm相当の画角を持っています。コンデジなのでレンズとボディが一体化していますが、ボタンが少なくシンプルでスッキリとした操作感が魅力です。バッテリーとSDカードを含めて重量は約257gと非常に軽量です。
コンデジながらも非常にハイレベルな描写力で知られ、プロにも愛されている逸品。「入口が広く、奥が深い」の謳い文句通り、アマチュアからプロまで幅広い層に合った、取り回しの良いカメラといえるでしょう。
《以降は私の感想》
大きさは、とてもコンパクトでジーンズの後ろのポッケやジャケット等のポッケに入れて持ち歩くことが出来るので、普段の持ち歩きカメラとしてGOOD!です。
一番最初に「スタンダード」モードで何枚か撮影してみたのですが、どうも写りに「ときめき」がありません。その後「ネガフィルム調」を使い、「なるほどねええ~」と感じたものの、「カラーネガフィルム調」なら、私が普段利用しているα7ⅳの「イメージコントロール」の「FL」モードがとても良い感じですので、あまり「ときめき」が沸きません。その後GR3で「カラーポジフィルム調」を選んでみると、ビンゴ!!とても良い感じでした。
まだまだファーストインプレッションレベルですが、GR3のイメージは、①常に持ち歩くカメラ、②性能/写りが楽しめるカメラ、③公式のファームウェアアップデートが長く提供されるので、③-1 長く使えるし、③-2機能もどんどんUPしていく。って感じで、とても良い感じです。
「ネガフィルム」「ポジフィルム」モードが嬉しい
実は、このGRⅢですが、使ってみて特に気に入っているのが、イメージコントロールの「ポジフィルム調」です。これは、OLYMPUSのアートフィルターや、SONYのクリエイティブルックのように、あらかじめ設定されているトーンで撮影が出来る機能です。似て異なるのですが、FUJIFILMですと、フィルムシミュレーションが有名でしょうか。
GRⅢのイメージコントロールには、カラーフィルム調のものが「ポジフィルム調」「ネガフィルム調」と2種類搭載されているのですが、使い比べてみたところ「ポジフィルム調」の澄んで遠くまで抜けていくような写りのIMPACTが強すぎて、今は「ネガフィルム調」よりも「ポジフィルム調」がお気にいりです。
こだわりの「モノクロ」モードも人気らしい
あと、諸先輩方のBlogやSNSでの投稿などを見ていると「3種類もある」、こだわりのモノクロモードも人気のようです。なんとイメージコントロールにモノクロのものが「モノトーン」「ソフトモノトーン」「ハードモノトーン」「ハイコントラスト白黒」と4種も標準装備しています。
私は、まだちゃんと向き合えていないので、ピントと来ていませんが、スナップシューターには「ハイコントラスト白黒」が人気のようです。
どんどん進化していく「アップデート」も魅力なのかも!
このレビュー書くために、GR3のコトを調べていると、GR3のファームウェアアップデートやイメージコントロールに「ネガフィルム調」が追加された等のアップデート情報が多くHITします。
ということで、メーカーの「ファームアプデ」ページを見てみると、販売後5.5年くらいたっているカメラなのに、いまだにファームウェアのアップデートがされており、その内容が結構な感じの機能UPが含まれていることにおどろきました。
売って終わりではなく、どんどん進化させていく、メーカーの姿勢に感銘を受けちゃいますね。
Firmware Update Software for GR III
撮ってみた(表参道散歩)
表参道の「GR SPACE TOKYO」に行ってみた
テスト撮りの目的地は、GRの聖地!?表参道の「GR SPACE TOKYO」にしてみました。11:30のOPENに併せて、渋谷駅から、ひとりフォトウォークしながらの訪問です。
ちょっと奥まった通りに、カッコよい佇まいの「GR SPACE TOKYO」があります。店内は著名写真家さんの展示や、書籍が並び、カフェスエースもあります。
優しいおじさんに操作を習う
せっかくなので、店内で説明してくれる説明員(!?)のおじさんに、GRⅢの基本操作やTIPSを教えてもらいました。ちょっとしたコツを教えてもらうだけで、一気に使いやすくなりました。ありがとうございます!!
素敵なお姉さんからも、色々教わる
写真展を見学した後に、展示してあるGRを見ていたら、説明員(!?)の素敵なお姉さんにも、色々と教えてもらいました。
ありがとうございました!1か月ですがGRⅢを楽しませて頂きますね!!
TIPS(GR SPACE TOKYO で教えてもらいました)
イメージコントロールのポジフィルム調とネガフィルム調、モノクロなどを瞬時に切り替えたい時に重宝するのが、⑧のADJレバーで、撮影モード中に、一回押し込むと「各種メニューが縦&横で表示」されて、各種設定を素早く変更することができます。
また、上記で表示される切り替えメニューで、イメージコントロールの「ネガフィルム調」「ポジフィルム調」「モノクロ」等も素早く切り替えることが出来るのも嬉しいポイントでした。
SPEC(性能一覧)
※GOOPASS MAGAZINE より引用
製品名 | RICOH GR III |
---|---|
発売日 | 2019年3月15日 |
センサ―サイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2424万画素 |
動画記録画素数 | Full HD (1920×1080、60p/30p/24p) |
焦点距離 | 18.3mm |
35mm換算焦点距離 | 約28mm相当 |
F値 | F2.8~F16 |
クロップ | 35mm、50mm、オフ |
ISO感度 | SO100~102400 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 (絞りによる制限 F2.8:1/2500秒まで、F5.6以上:1/4000秒まで)、 バルブタイマー(10秒~20分)、バルブ、タイム |
連続撮影速度 | 4.2コマ/秒 |
外形寸法 | 約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く) |
重量 | 約257g(バッテリー、SDメモリーカード含む) |
参考情報
《GRⅢ》
picky-s:超人気の「RICOH GR Ⅲ」オシャレ過ぎるスナップや動画を実写レビュー
shasha(カメラのキタムラ):より一層深く使いこなしたいRICOH GR III
shasha(カメラのキタムラ):GR III/GR IIIxが育ってゆく!もっと速くもっと楽しく使うため操作系を自分好みに
藤澤雄大【写真研究note】:【GRⅢ】イメージコントロールはどれが良い?スタンダードが最高説
finderks.com:RICOH GRⅢ|多彩なモノクロイメージコントロールを楽しむ/作例とともにご紹介
NORICK:RICOH GR3『GRモノクロの魅力を語る』
shasha(カメラのキタムラ):モノクロのススメ vol.2「モノクロになれる」|佐々木啓太
《GR SPACE TOKYO》
リコーイメージング株式会社:新コミュニケーションスペース「GR SPACE TOKYO」の開設について
SuzukenSambar:GR SPACE TOKYOへ行ってきた
ITmedia NEWS:写真愛好家の新たな“聖地”「GR SPACE TOKYO」が原宿にオープン 「スマートに写真を紹介する場所に」
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