今回ご紹介するのは、AstrHori(アストロリ)85mm F2.8 Macro 1:1 Tilt という中国製のレンズです。最近の中国製レンズメーカーはホントに勢いがあります。面白いスペック且つコスパが良いレンズがバンバン出てくるのです。このレンズも85㎜の中望遠でありながら1:1マクロ、さらにはティルト機能までついているのですから、面白いものてんこ盛りレンズと言えましょう。
※このレンズは、AstrHori(アストロリ)の輸入代理店である「2ndfocus」さんからレビュー用に貸し出していただいて書いています。貸与に当たっては、レビューに内容に関する指示などは一切なく「ぜひ楽しんでください」とのみメッセージを頂いています。ということで、いつものように、このレンズをガッツリ楽しみながらレビューを書かせていただきました。
AstrHori(アストロリ)について
AstrHoriは、最近は超マイクロスコープのようなペリスコープレンズに力を入れているようですが、魚眼レンズから、チルトやシフトレンズまで幅広く、コスパの良いレンズを展開しています。最近はAFレンズも徐々に増えてきています。
下記に、輸入代理店の「2ndfocus」さんのサイトから、AstrHoriの説明部分を引用しておきますね!
AstrHori(アストロリ)について
Astrhori(アストロリ/岩石星)社は中国深センにあるレンズブランドで2018年に有名ブランドからスピンオフとして設立された。フルサイズや中判ミラーレス用の高品位なレンズを、リーズナブルな価格で提供する。尖ったスペックのレンズも見逃せない。製品はヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋など30以上の国と地域に及んでいる。TIPA WORLD AWARDS 2023においてベストマクロレンズ賞を受賞。
因みに、以前にも「2ndfocus」さんからティルトレンズを貸し出していただいており、その時のレビューも貼っておきますね。これもとても面白い(興味深い/楽しめる)レンズでしたので、お気軽にご覧いただければと思います。
このレンズについて
このレンズは、①85㎜の中望遠として、②ティルト(Tilt)レンズとして、③等倍(1:1)マクロレンズ として ※APS-Cモードですと1.5倍ですかね、3つの楽しみ方が出来る、とてもお得な気分で楽しめる、フルサイズセンター対応のMFレンズです。
ちょっとだけ希望があるとすれば、マクロはAFはあまり必要ないのですが、中望遠レンズとして撮影するときは、、、AF機能があると嬉しい気がします。まあ、その分大きく高くなるならMFでも良いかもしれませんが(あ、ティルト機構はAFの効きに影響あるのかもしれませんね・・・)。
あとは、、何故でしょう。。ピントの山が掴みにくいのです。拡大表示しても、ビタっと合った感じがしにくい気がするのです。利用しているα7ⅣのEVFはあまり画素数が高くないので多くを求めてはいけませんが他のレンズと比べて・・ビタっとピンがあった時の感じが薄いのです。。。※最近レンジファインダーカメラを使っている方が多いから、単にそう感じるだけかもしれませんので、断言はできませんが。。
AstrHori アストロリ 85mm F2.8 Macro 1:1 Tiltは、ティルト・レボルビング(回転)機構を搭載したフルサイズセンサー対応の中望遠マクロレンズです。APS-Cモードでは通常のマクロ撮影に加えて、チルト機能を活用することでさまざまな撮影表現が可能です。レンズ構成はEDレンズを2枚含む8群11枚が採用されています。ティルトは最大±8°まで調整可能であり、小さな被写体やジオラマ撮影において独特の効果を発揮できます。
AstrHori 85mm F2.8 Macro 1:1 Tilt の説明ページ(2ndFocus社)から引用
《参考》マクロの倍率とは?
このブロックについては「THE MAP TIMES」さんの説明が分かりやすいので、一部引用にてご紹介させてください。詳細は、是非MAPさんのページでご覧くださいませ。
《以降引用》
等倍撮影ができるマクロレンズとは、おおざっぱに説明すると、最短撮影距離にてセンサーサイズと同じサイズの被写体を写真いっぱいに写せる性能を有するレンズです。
例えばフルサイズセンサーの場合、センサーサイズは一般的に約36.0mm × 24.0mmですので横幅36mmの被写体が画面いっぱいに映るイメージです。
THE MAP TIMES:マクロレンズの等倍撮影とは? より引用
《参考》ティルト(Tilt)レンズは何が出来るのか?
ティルトレンズの特徴や出来ることについては、前回レビューした「AstrHori 50mm F1.4 Tilt」の方にガッツリ記載しましたので、下記のページにて、ぜひご覧ください。
ちなみに、このレンズでは下記の写真のように ”少し上向き” に角度を付けて撮影すると、少しティルトなアクセントが付いた写真が撮れて楽しかったです。
因みに、マクロは不要で”ティルトの効果をガッツリ楽しむ”には、こっちのレンズも面白いかもしれません。是非ご参考に!
写りを見てみよう
ティルトで撮ってみる
まずは、レンズを少し上に角度を付けてティルトで撮影した写真から。
マクロで撮ってみた
次は、マクロレンズなんで少し寄って撮った写真を(もっと寄った本格マクロ撮影については、今度三脚持って撮影してきます!)
中望遠を楽しむ
あとは、いろんな写真を!
お買い物情報
このレンズ、実売価格で5万円きってます。3役楽しめることを考えるとコスパ良いかも!です。
レンズを買ったら、まずは保護フィルターを付けておきたいところです。保護フィルター不用派の方もいらっしゃるので人用に応じてで。
マクロ撮影には、三脚や一脚が欲しいところです。
今回のレンズ情報
メーカー | AstrHori |
名称/ブランド名 | AstrHori(アストロリ)85mm F2.8 Macro 1:1 Tilt |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
焦点距離 | 85㎜(35mm判換算) |
センサーサイズ | フルサイズに対応 |
レンズ | 8群11枚 (高屈折レンズ1枚) |
絞り | f2.8~16 |
絞り羽 | 12枚 |
フィルター径 | φ55mm |
重さ | 745g(ソニー E マウント) |
最短撮影距 | 0.25m |
マウント | ソニーEマウント 他に、フジX、キャノンRF、ニコンZ、ライカLマウント有り |
製造国 | 中国 |
生産時期 | 2020年 |
相場 | 50,000円前後(新品として) |
特技/特記 | |
備考 |
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このレンズ、ホントにレビュー記事が少ないですね。。。
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