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今こそ手にすべし。OLYMPUS OM-1(フィルム)のススメ

オールドカメラ
この記事は約10分で読めます。

今回は、オールドカメラの中でも、一眼レフカメラの名機OLYMPUS の「OM-1」をご紹介してみたいと思います。最近OM-SYSTEM(旧 OLYMPUS) から発売された「OM-3」は、この初代OM-1のオマージュしたヘリテイジデザインと言われており、再注目されているフィルム世代の一眼レフカメラです。

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OM-3の登場で、初代OM-1 (フィルム一眼レフ)が再注目!

最近、OM SYSTEMS のOM-3というミラーレス一眼カメラが話題です。
※先日のCPプラス2025では、OM-3から少し遅れて発表になった SIGMA BF に話題を持っていかれちゃった感じになっちゃいましたが。。

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実は私、昔からOLYMPUS派でして、今もサブカメラとしてE-PL10使ってたりします。コンパクトカメラもμやタフシリーズを、何台も使っていました。

そんな、OLYMPUSがOM SYSTMになり、OM-3の登場です!!
このカメラは初代OM-1(1972年発売のフィルムの一眼レフカメラ)をオマージュしたようなヘリテージデザインも相まって大きな話題となっています。

この話題の新商品、、最近、散財続きの私には手が届かないのですが、興味津々で新宿ヨドバシで実機にご対面です。

ファーストインプレッションは、思ってたより大きいなということ。フィルムカメラの初代OM-1をイメージしていたので、OM-3がOM-1よりもだいぶん大きく感じちゃったんです(実際はほぼ同じ大きさなのですが)。

抱いていたイメージというか妄想というものは厄介で、もうそうなると、次は、、フィルムカメラの初代OM-1が欲しくてたまらなくなります。
そう、こちらなら、うまく出物に巡り会えればお安く入手できるのです。

初代OM-1(フィルム一眼レフカメラ)を探せ!

ということで、オークションやら中古カメラ店を色々と物色していたのですが、並んでいるのは「露出計不良」の個体ばかりです。たまに動くものもあるのですが、お値段がグッと上がります。

そんなタイミングで毎年恒例「世界の中古カメラ市」が東京銀座の松屋で開催されました。今年もこのシーズンになったんですよね。

いくつかのお店さんにOM-1や名前違いのM-1がありましたが「高額」か「メーター不良」のどちらからばかりです。そんな中、フォトベルゼさん(https://fotoborse.blog.jp/)のショーウィンドウにとってもリーズナブルなOM-1が鎮座しておりました。

値段を聞いてみると、他店の完動品よりもかなり激安です。お店の人に状態を聞いてみると「露出計もOKの完動品」とのこと。なぜ他店よりも激安なのか聞くとフォトベルゼさんは「うちはレンズがメインなのでカメラ本体は苦手なんですよ」とのこと。あと「問題あれば対応する」とのことでしたのでお持ち帰り決定です。

電池の調達

売ってない

さて、次に行うのは「露出計」を動かすためのボタン電池の確保です。ネットで調べてみると「LR625G(1.5V)」というボタン電池が使えるとのことなので、中古カメラ市の帰りに「有楽町のビックカメラ」で調達しようと探したとこと。。。あえなく撃沈。売ってませんでした。
そこで、我らがAmazonにて物色したところ4個セットでお安い商品を発見し発注です。

これは便利。露出計が動く!

上記の電池を入れたら露出計が動き出します。ファインダーを覗きながら「適正露出」を求めて絞りとシャッタースピード環を動かすと、ファインダーの左端に見える露出計の針が動き、適正露出が分かる仕組みです。
今まで露出計が内蔵のものを使っていなかったので、あまりの便利さに関心したのでした。

1本目はモノクロでテスト撮影。

テスト撮影に用いたのは、期限切れで格安販売されていた「上海」という名のモノクロフィルムです。CPプラス2025に行った際に開場時間前に撮影しました。
そして、ワクワク・ドキドキの現像です。
現蔵が終わったフィルムを見てビックリ!!!!!真っ白(真っ黒)ではないですか!!ということで大失敗です。

2本目はISO800フィルムでOM-SYSTEMブースへ

2本目のフィルムは、CPプラス2025の会場内で撮影するために、高感度フィルムの「MARIX 800T」です。※この時点ではまだ上記の現像は行っていません。
この日は「OM-1(初代のフィルム一眼レフ)」で最新の「OM-3(最新のミラーレス一眼)」の発表を撮りに行こう!という趣旨でOM-1持って、OM-SYSTEMのブースに行ってOM-3と一緒に写真を撮ってきました。
屋内では昔の露出計は少し不安なので、ほとんどの写真は外付けの露出計を使って撮影しましたので、現像しても問題なく写っていました。

変圧機構付き電池アダプター!

露出計の精度がNGモノであることが判明して凹んでいときに、あるBlogに「15V」の電池だと、露出計の値が狂うので、①カメラ本体の調整を行う(15Vで適正になるように調整)、もしくは②電圧1.55Vを約1.35Vに変換できるアダプターを購入して使うことにより、適正露出になるとのことが記載されていました!!!!

ということで、その変換アダプターをAmazonに発注して、再度試してみました。
すると。。。変わりませんでした。残念すぎます。アダプターの故障で電圧の変換が上手く出来ていないのか、そもそもカメラの問題なのかわかりません。。。どうしたものか。。

と、途方に暮れて、再度外付け露出計を併用していたのですが、電池を入れなおしてみたら”ある程度正確っぽい値” が出てくるようになりました。接触が悪かったのかもしれませんね。でも、快晴の日に明るいところ向けた時とか、暗い場所では、、、全く合ってない値を示してくれます。

まあ、外付け露出計を併用するのが無難なようです。

OM-1というカメラについて

電池の話が長くなってしまいましたが、OM-1についてのスタディです。
OM-1は、オリンパス(OLYMPUS)が1972年に発売した35mm一眼レフフィルムカメラで、同社のOMシリーズの初代モデルです。それまでの一眼レフカメラと比べて非常に小型・軽量でありながら、高い性能と耐久性を備えており、当時のカメラ業界に大きな衝撃を与えました。設計者の米谷美久(よねたに よしひさ)による「世界最小・最軽量の一眼レフを作る」という理念のもと開発され、静音なシャッター音や直感的な操作系統も特徴です。露出計はTTL(Through The Lens)方式で、ファインダー内に指針が表示される仕様となっており、撮影時の利便性も高められています。プロからアマチュアまで広く支持され、オリンパスの名を世界に広めた名機として知られています。

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M-1の登場からOM-4に至るまで

OM-1は、もともとは「M-1」という名称で登場しました。しかし、同時期に「M型」を展開していたライカ社(Leica)から名称の類似を指摘され、発売後間もなく「OM-1」に名称が変更されました。

OM-1は機械式シャッターを採用し、電池は露出計のみに使用。静音性の高いシャッターや視認性の良いファインダー表示などが評価され、多くの写真家に愛用されました。後継機の「OM-2」は絞り優先AE(自動露出)機能を追加し、TTLダイレクト測光を採用するなど自動化が進みます。さらに「OM-3」は機械式にこだわりつつ高精度の測光機能を搭載、「OM-4」ではマルチスポット測光機能などを導入し、プロ仕様として完成度を高めました。OMシリーズは小型軽量と高性能を両立させた名シリーズとして、今なおフィルムカメラ愛好家から高い評価を受けています。
※Chat-GPTによる生成

写りを見てみよう

MARIX800T

このカメラの初陣は、上記に記載した「上海」というフィルムでしたが、露出計トラブルにより大失敗でした。2本目として利用したのが、この「MARIX800T」というタングステン仕様(屋内用)の高感度フィルムでした。

このフィルムで「CPプラス2025」のOM-SYSTEM(旧オリンパス)の「OMシステム」ブースなどを撮ってきました。流石ISO800です。CPプラスの会場内でもちゃんと写っております。

フジカラー100

みなさん、よくご存じのフジカラー100です。

レンズについて

レンズは、オールドレンズの銘玉「ZUIKO 50mm f1.4」を装着して撮影しています。

テスト撮影が終わったら、今度はF1.2の方を付けて撮ってみようかと思ってます。

併せて欲しいもの

露出計用の電圧変換アダプターとボタン電池

サイズが合うボタン電池を入れても全く違う値を示します。実は電圧が違う為、露出計の針(インジケーター)の振れ具合(適正露出かを判別)が、全く違う値になります。

そこで、関東カメラサービスさんが販売している「変換型アダプター」の登場です。上記に記載したように「SR43」のボタン電池の15.5Vという電圧を、OM-1の露出計の電圧である約1.35Vに変換するアダプターです。

MR-9(H-D)アダプター

酸化銀電池SR43を水銀電池MR-9の外観形状に変換するとともに、SR43の電圧1.55Vを約1.35Vに変換しますので、より水銀電池MR-9に近い電圧でカメラをお使いいただくことが出来ます。
適合機種: 一般的な水銀電池MR-9を使用する機種にお使いいただけます。

OM-1の書籍も欲しい!

この書籍、入手できるのなら是非GETです。今、このように”まとまった情報”ってなかなか探すことが難しいかも、という充実っぷりです。

露出計もお守り用で

外付け露出計もあった方が良い方は、下記のあたりがコスパ的にも良いかもしれませんよ。

カラーフィルムは、カラー現像無料のMARIXがおススメ!

フィルムをバンバン撮影したい人は、MARIXのフィルムがおススメです。MARIXフィルムなら、カラーネガの現像(SCANのサイズは小さい方で)が、なんと無料で出来ちゃいます!

MARIXさんのフィルムなら、カラー写真を撮る「心とお金」のハードルが下がりますよ。

モノクロフィルムは、長巻&自家現像がおススメ!

モノクロフィルムは、安いのを探せば1000円未満/本で販売されています。でも、下記の長巻と言われているロール状にフォルムが巻かれているもので購入し、撮影用のフィルムに巻き替えていきます。この作業により500円/1本くらいの価格になります。

モノクロフィルムの現像なのですが、お店にお願いすると、結構な日数とお金がかかります。モノクロフィルムの撮影人口が少ないのか、モノクロフィルムは街のカメラ屋さんで直接現像できず、該当エリアを管轄している「現像センター」に送られて、現像&お店に返送、その後ユーザーに、現像写真の納品という流れとなります。現像代もカラーフィルムよりも高くなることもあります。

そんな感じなので、モノクロフィルムを利用するのなら、上記に記載した「モノクロフィルム」と共に、下記の記事のように「自家現像」をおススメします。

ご自宅で簡単に現像ができちゃいますよ!

参考情報

トイラボカフェ:わたしのカメラ三昧 第47回「SR44が使えるように改造したOM-1」

hirosaka’s photo blog:(作例)やっと撮り終えたフィルムの現像【OLYMPUS OM-1】

新世界|ナニワグループBLOGS:【コラム】カメラ今昔物語 【オリンパス OM-1 編】

初心者向けフィルム情報:OLYMPUS OM-1 の使い方♪

one-scene:OLYMPUS OM-1

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