今回は、フィルムカメラファンなら思わず二度見してしまうような、とってもエッジの効いたフィルムをご紹介!その名も、HARMAN RED125(ハーマン レッド125)。
「普通の写真じゃ物足りない」「映画のワンシーンのような、どこか退廃的でドラマチックな世界を撮ってみたい」「そう、ディストピア感満点の世界!」そんな写真を撮ってみたいと思っているあなたに、ぜひ試してほしい一本です。今回は実際にこのフィルムを持って街を歩いてきたので、その独特な写りと使いこなしのコツをたっぷりお届けしますね!
HARMAN RED125 との出会い
このフィルムを初めて目にしたのは、2025年11月に東京・池袋の東武百貨店 池袋店で開催された「クラシックカメラ博」に出展されていた『蔵CURA』さんブースのFilmの特価販売コーナーでした。実は『蔵CURA』さんでは、銀座や池袋で毎年開催される「カメラ博」みたいなイベントで、いつもFilmを購入させていただいていたりします。Filmにめっちゃ詳しい社員の方がいらっしゃって、いつも「使ったことが無いFilm」をおススメしてもらって買って帰ってるのです。
ということで、今回もおススメのFilmについてお話を聞かせてもらってた時に出てきたのが、今回の「HARMAN RED125 」だったのです。
あまりの特殊な写りに最初は躊躇していたのですが、超素敵な作例を見せてもらい購入を決意しました。その時の説明で中望遠レンズとかで撮ると、とても雰囲気が出ますよ!的なことでしたので、中望遠レンズが使える135Filmを購入してみました。※中判カメラでの写りで試してみたかったんですが、中判カメラ用は標準レンズしか持ってないものでして。。。
ということだったのですが、気が付けば。。。そのことをすっかり忘れて Nikon F4 にフィルムを装填して、レンズは Ai AF Nikkor 50mm F1.4D で撮影していたのでした。
今度、中望遠で最チャレンジしてみたいですねえ。。
HARMAN について
HARMAN technologyは、イギリスに拠点を置くアナログ写真感材の世界的メーカーです。そのルーツは、1879年にアルフレッド・ハーマンが創業した「ILFORD(イルフォード)」にまで遡ります。
2004年に当時の親会社が経営難に陥った際、イギリスの製造部門を存続させるべく、元経営陣らによって2005年に「HARMAN technology」として新会社が設立されました。社名は創業者への敬意を込めて名付けられたものらしいです。
現在、同社は白黒フィルムの代名詞とも言える「ILFORD Photo」(イルフォード)ブランド(白黒製品)の製造を一手に担っており、世界で唯一、白黒フィルム・印画紙・薬品のフルラインナップを自社生産できる体制を持っています。また、コストパフォーマンスに優れた「Kentmere」(ケントメア)や、自社名を冠した「HARMAN」(ハーマン)ブランドも展開しています。
最近では、2023年に初の自社製カラーフィルム「HARMAN Phoenix 200」(フェニックス)を発売、さらに2025年には改良版の「Phoenix II」、そして今回紹介するレッドスケールフィルム「HARMAN RED125」を投入するなど、モノクロフィルムだけでなく、ユニークなアナログフィルムの開発を行うメーカーしても世界中のファンから注目されています。
HARMAN RED125 について
HARMAN RED125は、Harman Technology社が2023年末に発売した、非常にユニークな「レッドスケール専用」のカラーネガフィルムです。
最大の特徴は、フィルムをあえて裏返しに巻くことで、ベース面越しに露光させる点。これにより、世界が真っ赤やオレンジ色に染まった、ディストピア映画のような劇的な写りを楽しめます。
同社の「Phoenix 200」をベースにしており、力強い粒子感と高いコントラストが魅力です。ISO感度は125で、通常のカラーネガ(C-41)として現像できるため、特殊な見た目に反して扱いやすいのも嬉しいポイントです。日常を非日常に変えたい、実験的な撮影を楽しみたい方にぴったりな一本といえます。
パッケージは、その名の通り情熱的な「赤」がトレードマーク。35mmフィルムはDXコード付きのパトローネに入っているので、オートフォーカスのコンパクトカメラでも自動で感度設定ができるのが嬉しいポイントです。

基本的には普通の現像を出せるお店で現像可能ですが、扱ったことが無いお店では断られることがある可能性があるので、あらかじめ現像出来るか確認しておくのがベターかと思います。
「レッドスケールフィルム」ってどんなフィルムなんだろう?というきおとで、生成AIに聞いてみました。なるほど!!!っていう内容なんで、豆知識としてぜひご覧くださいませ~。
《レッドスケールとは》
「裏返しに巻く」という仕組み、初めて聞くと「えっ、どういうこと?故障しないの?」とびっくりしますよね🤔
実はこれ、フィルム写真の**「色の重なり」の順番を逆転させる**という、とっても面白い仕掛けなんです。カメラレビュアーとして、少しマニアックに深掘りして解説しますね!
1. フィルムの「層」を逆から通る
通常のカラーネガフィルムは、光が当たると 「青 → 緑 → 赤」 の順番で感光するように、いくつもの層が重なっています。
- 普通に撮る場合: レンズからの光が、まず一番手前の「青に反応する層」に届きます。
- レッドスケール(裏返し)の場合: フィルムがパトローネの中で反対向きに巻かれているため、光は「ベース面(プラスチックの土台)」を突き抜けて、一番奥にある「赤に反応する層」から先に届くことになります。
2. なぜ「赤く」なるの?
カラーフィルムのベース面(裏側)は、もともとオレンジ色や茶褐色をしています。 光がこのオレンジ色のベース面をフィルターのように通り抜けてから感光層に届くため、写真全体が強烈な赤やオレンジに染まるというわけです📸✨
3. HARMAN RED125が「親切」な理由
昔は、自分たちでフィルムを暗室で一度引き抜いて、手作業で「裏返し」に巻き直すという苦労(通称:裏巻き)をして自作していました。
でも、この HARMAN RED125 は、メーカー側が最初から**「裏返しの状態」でパトローネに詰めて出荷してくれているんです!
- 操作性: 普通のフィルムと同じようにカメラにセットするだけ。
- 露出: 通常、裏返しにすると感度がガクッと落ちますが、最初から「ISO 125」として調整されているので、露出計の指示通りに撮るだけでOK👍
豆知識:昔のデジカメの「日付」と同じ仕組み?
昔のフィルムカメラで写真の端っこにオレンジ色の「’98 10 24」みたいな日付が入るものがありましたよね。あれも実は、フィルムの裏側から小さな光を当てて、ベース面越しに感光させていたんです。だから日付はいつもオレンジ色なんですよ。あの色味が画面全体に広がったのがレッドスケールだ、とイメージすると分かりやすいかもしれません✨
写りを見てみよう
このフィルムの最大の特徴は、なんといっても「世界を赤く染め上げる」圧倒的な個性です。私のお気に入りの撮影場所である「新国立美術館」と「荒川の河川敷」で撮ってきましたよ。因みに撮影した機材は Nikon F4 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dです。






















参考情報
このフィルムについてのレビュー記事も、まだまだ少ないですね。とっても楽しいフィルムなので、使うとレビュー描きたくなるはず!?ってことで、みなさん、ぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか。
lomography(アナログ写真のアーカイブエリア)↓:Harman Red 125 で撮影された写真





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