ISOCO ULTRA-STAR に惚れた
ある日のコト、某SNSの「Old Lens Photo Club(オールドレンズを楽しもう)」というコミュニティに、何枚かの強烈な写真が流れてきました。
キラキラ眩いばかりの光が降り注ぎ、背景はグルグル回り、手前のバイクやヘルメットは輝きまくっている写真たち。しかもとても良い発色でキレイなのです。
実は何を隠そう、、このような写真は私の大好物(当ブログをご覧頂いている方は既にご存知!?)。ということで、早速このレンズを探してみたところ、ドイツ製の映画用プロジェクターレンズということが分かりました。しかも色がGOLDとかOrangeとかREDとか洒落乙な感じです。
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一目見て、このレンズに惚れ込んでしまった、
Tarzán de los Gnomosさんの、ISCO Ultra MC 55/2の写真(Flickrより)
でも、3万オーバーは出せない・・
Google先生で直ぐに使える改造レンズを探していると、改造レンズの専門店っぽいサイトがありGOLD色のISCO ULTRA-STARの70㎜F2.0(M42マウント改造)が販売されていました。。しかし、、お値段が30,000円Over!!!。私的には・・ちょっとこのレンズに3万は出せない感じです。
ということで、今度は改造が前提で、レンズ部分のみを探してみたところ、某オクに80㎜F2.4でしかもRED!というど派手なレンズを発見しました。
改造方法はまだ調べていませんでしたが、お値段も超手ごろだったので取敢えずポチることにしました。
改造レンズ沼へ潜る
AF化は即断念
このレンズ、届いてから気づいたのですが結構大きくて重いのです。
重いということは、、いつもの「電子マウントアダプターによるAF化」が利用できないのです。。。残念ですがSONY-Eマウント用のMFレンズに改造することにします。
あ、因みに、プロジェクターレンズは一般的に「絞り」機構は付いていませんので「常に解放」というレンズとなります。そのうち、他のレンズの絞りを移植したいなああ。。
長く伸びる可変ヘリコイドがGOOD!
このレンズをミラーレス一眼で使うには改造が必要です。試しに自宅にストックがあった「M42可変ヘリコイド」に「M42⇒ソニーEマウントのマウント部分(極薄)」を付けてテープで固定してみました。
しかし、M42サイズではレンズの後ろの直径とほぼ同じ大きさのため、この小さめ(短め)のM42ヘリコイドでも長くなりすぎて「無限遠」が出ません。さらにヘリコイドを伸ばしても、程よい距離での「近接撮影」も出来ません。遠すぎます。無限遠出ない&近接撮影も無理ということで、別の方法を考えることにしました。
色々考えた結果、このレンズの後方の細くなっている部分よりも直径の大きいヘリコイドを用意して、その中にレンズ後半部分をはめ込んで固定するしかなさそうです。
ということで、新たに「可変ヘリコイド付きM52⇒M42変換アダプター」をゲットしました。
これはヘリコイドが36㎜から90㎜まで伸びる変態仕様!?です。この可変ヘリコイドの内側にレンズを入れてみると、M52(直径52mm)だと少し広すぎたので、レンズ側に「布テープ」を巻いて太さを整えます(私はマスキングテープを巻いた後に布テープを巻いて、「M42⇒ソニーEマウントのマウント部分(極薄)」を付ければ出来上がりです。
あとは無限遠と近接撮影を行ってみて固定する長さ(位置)を整えます。
今回は、少しオーバーインフ目で無限遠を出して、よく伸びる可変ヘリコイドを伸ばせば、近接撮影もバッチリできるように調整しました。これで出来上がりです。
改造パーツ
ISCO ULTRA-STAR に上記の写真の改造を行うのに利用したパーツ。※すべてAmazonで調達可能。
↓M52 M42レンズ焦点調整式ヘリコイドマクロチューブアダプター 36mm-90mm
↓M42-NEXマウント レンズ アダプタ 厚さ 1mm 超薄型
↓M42マクロエクステンションチューブ42mmネジマウント3リングセット ※これの一番短いのを利用
↓マスキングテープ ※布テープを張る場所に、レンズの鏡筒保護の為に下地として貼っておきます。
↓布粘着テープ
ISCO ULTRA-STAR 80mmの写りを見てみよう
参考情報
カメラレンズのking-2:ISCO OPTIC MC Ultra Star 70mm/f2 M42改造
Weird Lenses Museum:ISCO MC 65 mm f2
名称:ISCO OPTIC ULTRA-STAR HD-PLUS RED PROJECTION LENS 80mm F2.4
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